薊岳

薊岳
薊岳

【日 時】2000年 1月 8日(土)
【天 候】曇り時々晴一時雪
【山 名】薊岳(1409m)
【山 域】奈良(台高)
【ルート】 (11:30)登山口--(15:00)薊岳山頂--(17:10)登山口
【所要時間】5時間40分
【メンバー 】二人




台高にある近百の薊岳(あざみだけ)を目指す。遅い出発で、亀山までは高速を使う。勝手知ったる道で、25号線を針で降り、榛原/菟田野/東吉野と通過し、約2時間で八幡に到着する。「やはた温泉」の営業時間は11:00〜21:00で、ちょうど開いたばかりであった。大又の笹野神社の上の民家の道路脇に駐車する。

寒々とした空模様であったが、一時、前方の視界が開け、国見山の上部には雪がついている事を確認する。予めスパッツを付けて出発する。植林帯の広い道を進む。古池辻は確認できず。雪がちらつき出し1時間20分ほどの所で休憩する。ずっと植林帯の道で、所々に「大鏡池」の標識があるだけの、単調な道であるが、間伐が行き届いており気持ちがよい。標識が「薊岳」に変わる標識に黒マジックで「大鏡池」の方向が書かれていた。植林帯の中のポッカリとした空間の窪地に凍った池があった。傍らには大鏡神社の祠もあった。

雪はあがり、自然林が現れる。登りきって「小屋の尾頭」。一気に視界が開ける。石ヤ平からアップダウンの道となり、雪が着いている白い部分は氷化して滑りやすい。薊岳や木ノ実ヤ塚の上部は樹氷状態のようで美しい景観である。細い岩場帯の道となるが、険しそうな南面は幸いにも雪は付着していない。

薊雌岳から薊岳への岩場帯を注意しながら進む。山頂では樹氷と素晴らしい景観が迎えてくれた。南側は目の前に木ノ実ヤ塚・白鬚岳・白屋岳が望まれる。あまり遠望は利かなかったが、普賢岳へのギザギザは確認できた。北側は国見山から伊勢辻山へのなだらかな稜線がよい。風を避け岩場のかげで食事を摂る。

帰りはアイゼンを装着する。家内は8本歯は初めてで装着に手間取る。氷の部分はよく利くが、土の出ている所で落ち葉が付いてくる。携帯は山頂では通じなかったが雌岳付近で通じた。登山者には全く会わず、静かな充実した山行であった。

日没前に車のところに戻り、ヒノキ風呂のやはた温泉(\500)に入って帰路に付く。




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