鳳来寺山

奥ノ院から門谷集落を望む
奥ノ院から門谷集落を望む

【日 時】2000年 1月22日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】鳳来寺山(684m)
【山 域】愛知
【ルート】 (13:45)鳳来寺山登山口--(15:00)鳳来寺山山頂--
(16:30)東照宮--(17:00)鳳来寺山登山口
【所要時間】3時間15分
【メンバー 】二人




鳳来寺山は愛知県の東部の山で、標高は低いが岩の山で、「ブッポウソウ」でも名高い山である。国道23/1号線、岡崎から高速に乗り豊川で降りる。国道157を長篠の富栄で案内標識に従い左折し、さらに突き当たりを左折する(右折するとパークロード:有料)。鳳来寺のバス停を右折し門谷集落への道を進む。集落の入る前の広い駐車場に駐車する。

辺りには既に下山して寛いでいる人達も見かける。鳳来寺自然博物館を左に見ながら進む。牧水や芭蕉の句碑も立っている。旅館や硯(すずり)の店の立ち並ぶ間を通過する。登山口にはトイレがあり鳳来寺山の造山や松脂岩、流紋岩など岩石についてに説明書があった。

仁王門
仁王門
ここからは杉の巨木の間の石段が続く。すぐに、笠杉と呼ばれる樹齢800年、胴回り8m、高さ60mの大木が現れる。暫くすると、徳川家光の建立した朱色の仁王門を潜る。石段は上部に行くほど傾斜を増し、本堂近くでは息も絶え絶えになる。1425段の石段登りは結構堪える。

本堂からは観光客らしい人が混じる。パークロードを利用すればこの辺りまで車で来られる。本堂右の東海遊歩道の案内に従い奥ノ院を目指す。急坂となり岩を削った道や鉄梯子などが連続する岩場の道になる。岩場帯を登りきると緩やかな登りとなり稜線に達したところが奥ノ院であった。足元からスッパリ落ちた岩頭からは、眼下に、門谷集落が望まれ、さらに南には三河湾が陽光が煌いていた。

十数分で山頂に着くが、眺望はない。地図に記載のある標高690mのポイントに向かう。宇連(うれ)山、棚山高原から縦走してきた人達とマウンテンバイクをここまで担ぎ上げてきた単独行と出会う。マウンテンバイクの人は私の理解を越えた人のように思えた。最高地点は岩場で、眺望はそれほどよくなかったが、十数m先の開けた岩場の方が眺望は良かった。宇連(うれ)山、棚山高原、明神山、その奥に白い頂の茶臼山、南ア深南の山々が望まれた。

東照宮
東照宮
山頂に戻り、周遊コースを取る。稜線上アップダウンの道を進むと東屋のある天狗岩に着く。ここからの眺望も絶景であった。ここからは眺望のない下りになる。鷹打岩展望台には行かず、分岐から右の道を取る。アップダウンの道を暫く進むと大きな杉の林立する東照宮に着く。本堂に戻り、石段を下り登山口の車のところに着いた時には日没を迎えていた。

湯屋温泉の「ゆーゆーアリーナ」で一風呂浴びて帰路につく。新城からは前の車に付いて行ったところ国道1号へ早く出ることができたが、豊明からは国道23号が改修のため夜間通行止めであった。迂回路の標識に従うが、道に迷ったり、渋滞につかまったりしたながら、なんとか、帰宅することができた。




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