伯母子岳・護摩壇山

伯母子岳山頂から東方を望む
伯母子岳山頂から東方を望む

【日 時】2000年 2月12日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】伯母子岳(1344m)・護摩壇山(1374m)
【山 域】奈良・和歌山(奥高野)
【ルート】 (8:15)大股--(9:30)菅小屋と峠の中間点--(10:50)伯母子岳山頂
(12:30)菅小屋--(13:00)大股==(14:00)護摩壇山スカイタワー
--(14:10)護摩壇山山頂--(14:30)護摩壇山スカイタワー==(17:00)神龍温泉
【所要時間】4時間45分・30分
【メンバー 】二人




3連休の1日目をユックリ過ごし昼から出発する。最近お馴染みのコースで高速/25/榛原/大宇陀/大淀と乗り継ぎ五條から国道168を南下する。大塔村の天辻峠あたりからは除雪された道路となる。小代で左折し中原橋を渡る。午後の時間で気温は暖かく凍結の心配は全くない。野迫川村に入るが、予約していた野迫川温泉までは意外と遠い。途中、平で「平惟盛」(たいらのこれもり)の案内があった。温泉は民宿宿泊者は半額の300円であった。ちょうど団体が引けた後で、ゆったり桧風呂に浸かる。

民宿で戴いた弁当をザックに詰め、大股まで車で移動。集落への橋の手前の空き地に駐車する。マイクロバスが既に駐車しており、駐車可かどうか運転手さんに尋ねる。話をしてみると関東からのきた山岳会の登山ツアーで25名の人が既に6時30分に出発したとのことであった。東京から夜間高速を飛ばし昨日は高野山三山と護摩壇山を登った後、野迫川温泉に泊まり、本日は伯母子岳に登ったあと五條のヒュッテに泊まり、最終日は金剛山に登って帰路に付くとのことであった。運転手さんも登山をされるとのことであったが、関東から五條までの運転に疲れてしまったとのことであった。会員が千数百人で七十数年続いている山岳会とのことであった。奥高野方面は私の住む桑名からは遠いと感じていたが・・。兎に角、25人のラッセルの先行部隊がいることに気を良くする。

橋を渡り、伯母子岳の案内に従う。いきなり民家の間の舗装された急坂となる。凍って非常に歩きにくい。路面の見えている所や雪のしっかり付いているところを選んで進む。やがて土の道に変わるとホッとする。植林の暗い急坂を電光を切りながら進む。登り詰めたところに小屋跡があり伯母子まで5KMの標識があったが、ここが菅小屋と認識せずに通り過ぎる。また少し電光と切ると、平坦な幅広い道となり、前方に雪の夏虫山が高く望まれる。一服する。

桧峠から伯母子岳
桧峠から伯母子岳
峠のようなところに出ると、初めて伯母子岳が顔を覗かせる。左右対称にユッタリと盛り上がった美しい山形である。桧峠には夏虫山の案内があったが、夏虫山に向かったトレースは一足しかなかった。雪が多くなるが先行の団体のしっかりした踏跡があり、広い道をコルまでなだらかに下る。意外と早くコルに着く。左に小屋まで1K、右に護摩壇山まで15Kの標識があるが、標識に従い真っ直ぐ進む。やっと山道らしくなる。山頂直下で先行の団体と擦れ違う。いろいろな情報を得る。

山頂は抜群の眺望で、西には護摩壇山やスカイタワー、護摩壇山へ続く雪の遊歩道、高野山や夏虫山、また桧峠から来た道などが望まれた。東側は手前の雪山の向こうに、白い八経ヶ岳や南に続く釈迦ヶ岳などの大峰の峰峰が望まれた。南側はまだ私の未知の山々が控えていた。少し東の方に歩いてみたが伯母子峠方面へのトレースはなかった。弁当を食べる。もと来た道を戻る。天候は快晴で汗ばむほどになった。大股の集落上で団体に追いつく。

護摩壇山山頂
護摩壇山山頂
車のところに戻り、龍神スカイラインで護摩壇山スカイタワーの駐車場に駐車する。子供達がソリで遊んでいる。本の紹介どおり10分で山頂に着く。スカイタワーを象った山頂標識があったが、潅木が多く視界はそれほど良くない。先程登った伯母子岳も山に遮られ優美な姿としては望まれなかった。あずまやで食事を摂っていると、夫婦が軽装で通過していった。本日は龍神温泉民宿に泊まる。


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