国見岳(鈴鹿)

青岳から国見岳を望む
青岳から国見岳を望む

【日 時】2000年 4月 8日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】国見岳(1165m)
【山 域】三重
【ルート】 (13:00)朝明渓谷--(14:00)腰越峠--(15:40)国見岳山頂--
(16:30)根ノ平峠--(17:30)朝明渓谷
【所要時間】4時間30分
【メンバー 】単独




2週連続して朝明渓谷。先週より車が多い。本日は19:30から家族会議があり忙しい。朝明橋を渡り直ぐ左折し川を渡る。谷沿いに家族遊歩道を進む。真っ直ぐに道を辿ると左の石に赤ペンキで腰越谷→の標字が現れる。いきなり谷の道となる。シッカリした踏み跡があり快適に進む。捲き道と谷の分岐になり、谷の道を選択する。

ハッキリした踏み跡はなくなり、テープも減少する。できるだけ谷の真中を遡行する。突堤のある所では真下まで行くと、左右にトレースがあった。開けた明るい谷で振り返れば先週登った釈迦ヶ岳が見事であった。さらに登ると左の岩場から山崩れの痕跡があった。水音が途切れる頃になるとハッキリした踏み跡となり、腰越峠への一気の登りとなる。

腰越峠
腰越峠
腰越峠には碑があった。風の通り道で凄まじい風で立っていられない状態であった。目の前には岩の908mピークがあった。当初の予定では藤内小屋を目指し国見尾根から登る予定であったが、藤内小屋への道は下っていた。私の所持しているルートマップには掲載されていなかったが、直接国見岳に向かっている道があったのでこの道を辿ることにした。

稜線を一気に登る急登ではあったが、気持ちの良い整備された山道であった。シャクナゲ岩と呼ばれる所を通過すると、なだらかな道となった。前方に国見岳と思われるの頂きが現われたが、まだ先は長そうであった。雪も多くなり一服してスパッツを装着する。

国見岳山頂
国見岳山頂
一登りした所は岩場で、ペンキで青岳と書かれていた。ここで県境尾根の道となったが、気付かず通過する。国見尾根の重ね岩なども望まれるようになる。山頂部が目の前に迫り最後の登りになるが、ここからが大変であった。腐れ雪で一歩毎に腰まで埋まる状態に陥った。トレースも消え、ルート横の雪の浅い箇所を選んで進む。先行者も雪のない所を選んでいるようだった。腐れ雪の部分は20m程であった。一登りすると山頂に出る。山頂の岩に登り景観を楽しむ。御在所のケーブル駅と最高点が真近に望まれる。908mピークなど登ってきたルートが望まれる。携帯電話は北西方向で通話できた。

帰路は「根の平峠」経由とする。下りとなり登りで苦労した腐れ雪の部分も難無く通過できた。青岳を過ぎ西に方向を変える。平坦な道を暫く行くと、見晴らしの良い岩場となり、方向を北に変え一気の下りとなる。所々で腰まで雪に嵌り、悪戦苦闘する。根の平峠辺りから雪も少なくなる。砂防ダムを幾つか乗越す。林道の馬酔木は先週より多くの花をつけ、心なしか木々も一段と緑づいているようであった。


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