榛名山・浅間隠山

榛名富士
榛名富士

【日 時】2000年 5月 4日(木)
【天 候】晴れ
【山 名】榛名山(榛名富士(1391m)・烏帽子山(1363m)・掃部ヶ山(1449m))
浅間隠山(1757m)
【山 域】群馬
【ルート】 (6:05)登山口--(7:05)榛名富士山頂--(8:00)登山口--
(8:30)登山口--(9:30)烏帽子山山頂--(10:25)登山口==
(11:35)登山口--(12:10)掃部ヶ山山頂--(12:45)登山口==
(14:25)二度上峠--(14:45)駒髪山山頂==
(15:00)登山口--(16:20)浅間隠山山頂--(17:30)登山口
【所要時間】1時間55分・1時間55分・1時間10分・20分・2時間30分
【メンバー 】単独



榛名富士
榛名富士
朝、ツリ客の車で目が覚めた。湖畔に降りると、榛名富士と烏帽子岳の間から朝日が出た。湖畔はツリ客で一杯であった。昨夜、確認していた「ゆうすげ荘」からの登山口には行かず、ケーブルカー側を確認に行くが、まだ開門していなかった。「ゆうすげ荘」の登山口には、キャンピングカーが一台停まっていた。支度中、慌しく駐車し、4人の中高年登山者が、何も持たず出発していった。

私はユックリ出発。下笹が生える樹林帯のよく歩かれた道を、鳥の声を聞きながら歩く。岩が現れる辺りで、先に出発したグループが下山してきた。一登りで山頂に到着。夫婦連れが寛いでいた。赤い柵で囲まれた社があった。快晴無風で展望は頗るよい。ケーブル駅は朝早く閑散としている。

烏帽子山山頂
烏帽子山山頂
下山し、「ゆうすげ荘」で付近の案内書を手に入れる。丁度、宿泊者が朝の食事中であった。烏帽子に向かう。登山口の標識を一つ見落し、次の標識に従うが、たいした差はなかった。一登りして鬢櫛山(びんぐしやま)からの稜線に出会う。狛犬、ならぬ狛キツネが出迎えてくれる。急坂となる。下山者あり。山頂そのものは潅木の中で眺望はないが、少し下の岩場の上からの眺望は抜群であった。眼前に榛名富士の全貌、その向うに特異な山容の相馬山、掃部ヶ山(かもんがたけ)をはじめとする榛名湖を取り囲む山々が一望のもとであった。山頂に戻り、寝そべりながら木を眺める。下山中、家族連れに会い、そろそろ人の賑わう時間帯となった。駐車場に戻ると車にキーを付けたままドアしめてしまった人がいたので手伝う。

掃部山山頂より
掃部山山頂より
国民宿舎榛名吾妻荘の横の町営の無料駐車場に移動する。町営の無料駐車場は湖畔沿いに幾つかある。国民宿舎脇の登山口から登る。直ぐ二手に別れる道は左手の道を進む。ひと登りで硯岩の分岐に着く。別荘地を右に見ながら、一気の登りとなる。下笹の混じる潅木の道となる。

山頂には十数人が居て、賑やかであった。西側の展望が開け、雪を抱いた浅間山、昨日登った白砂山の優美な姿が望まれた。またこれから目指す浅間隠山の特徴ある2ピークも望まれた。

帰路、硯岩に立ち寄る。榛名湖を挟んで榛名富士が、眼下に登ってきた国民宿舎などが望まれ、ダイナミックな景観に満足しながら、昼食とする。ふと見ると、岩場の下に人が現れ、岩登りをはじめた。

駒髪山山頂
駒髪山山頂
駐車場に戻り、浅間隠山を目指す。鼻曲り、浅間隠山、角落しなどの景観を楽しみながら、倉淵村から二度上峠に着く。浅間隠山と言えば二度上峠との頭があった。有名な山にしては道が細い、と思いつつ登りはじめる。岩場が現れ、一気に登ってしまうと、そのピークより遥かに高い浅間隠山が右手に現われた。どうやら駒髪山に登ってしまったようだ。そのまま浅間隠の方に進んでも登れそうであったが、地図を確認し、車の所に戻り、登山口まで引き返す。

登山口からは広い立派な谷沿いの道となった。一登りすると、道は平坦になり、木の間越しに浅間隠山が現われた。道が二手に分れ、右の道を進む。植林の大きな伐採地があり浅間隠山の全貌が眺められた。植林帯を抜けると潅木帯となり、ここから一気の登りとなる。捲き道の注意書きがあった。どうやら捲き道に誘われずに登るのが賢明であったようだ。東側のピークまで登ると山頂は目の前であった。山頂にはこの時間でも人がいた。

浅間隠山
浅間隠山
山頂からの景観は素晴らしかった。大きな裾野を抱き、浅間山は威風堂々としていた。ここの景観の素晴らしさは、鼻曲りまでの裾野の大きさ、角落しなどの特徴的な連峰、浅間隠に当たる吾妻地方の谷の深さ、などなど、一つ浅間山に留まらない。景観をカメラに収め帰路につく。平坦な道の分岐で右の道を取ってしまい、伐採地から登り返す事になった。

登山口に戻り、標識の裏に温泉の案内があったので、少し戻り温泉に入る。町営?の大きな施設でユックリ温泉に入る。倉淵村から妙義の駐車場に移動し仮眠する。


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