道後山・吾妻山

道後山
道後山

【日 時】2000年 7月 7日(金)
【天 候】曇り時々晴れ
【山 名】道後山(1268m)・吾妻山(1238m)
【山 域】広島・鳥取
【ルート】 (15:30)道後山登山口--(16:25)道後山山頂--(17:25)道後山登山口==
(18:55)吾妻山登山口--(19:25)吾妻山山頂--(20:00)吾妻山登山口
【所要時間】1時間55分・1時間5分
【メンバー 】単独




日曜日に用事が出来てしまった。金曜日に休みを取って北へ行く予定であったが、台風の進路予想が北よりになったので、影響の少なそうな西に向かうことにする。中国地方で300名山で残っている、道後山・吾妻山・三瓶山・扇の山に向かう。栗東から高速に乗り、東城icで降り、国道314/183から道後山スキー場に向かう。スキー場のリフトの終点の上まで車で入れる。広い駐車場があった。駐車場には何台かの車が駐車していた。山登りを終えた人達が木陰の下でのんびりと宴会モードであった。前方になだらかな岩樋山が望まれる。

身支度を整え出発。自然林の中の広い道で気持ちが良い。暫く登ると東屋が有りその先が迂回路と岩樋山の分岐であった。時間が遅いので、迂回路を選択。岩樋山を右に捲く平坦な道を辿ると、岩樋山から道後山の鞍部の稜線につく。

視界が開け、岩樋山から道後山前峰へ笹原が広がる。所々に少し盛期を過ぎた赤いツツジが咲いている。炎天下であれば辛い登りであるが、台風の影響か北から霧が流れ快適な登行となる。前峰のピークに達すると大きな円い道後山が現われた。薊の花を前に、笹原の中に山頂まで続く道が印象的である。

レンゲツツジ アカショウマ
レンゲツツジ
アカショウマ
鞍部を雲が早く流れる中を、一投足で山頂に到達する。山頂は草地の広場となっており一等三角点があった。残念ながら視界には恵まれなかったが雲間から猫岳なども望まれこの辺りの長閑さがしのばれた。帰路はアカショウマ、ツツジ、薊、ギボウシなど花の撮影モードになった。登山口に戻ると私の車のみであった。

国道138/横田から吾妻山の標識に従い林道に入る。吾妻国民宿舎に着く。台風の影響で、深い霧となった。山頂まで1.2KMという標識が宿舎横にあった。

原池を過ぎ、ゴルフ場のようによく手入れされた芝生の上を進む。ハッキリした道ではないため霧になると不安になる。山頂まで0.6KMという標識からハッキリした山道となる。小弥山に登ると、白いイブキトラノオの群落があった。木の階段を登り詰めた所が山頂であった。

キバナカワラマツバ ユウスゲ
キバナカワラマツバ
ユウスゲ
吾妻山は瑞々しい花の宝庫であった。赤いレンゲツツジとピンクのシモツケ、イブキトラノオ、ユウスゲ、キバナカワラマツバ、ハクサンフウロ、ナデシコ等々、夕暮れ迫る山道であったが、この山の豊かさの片鱗をうかがう事ができた。

帰路、霧の中、殆ど下りきった所で道を失う。芝生に出て道なりに下りたが、バザードに出てしまった。霧でヘッドランプも効かず、ハザードを辿って暫くウロウロしていると、ベンチを発見してホッとする。木の橋を渡ると原池が現れ、霧の中に国民宿舎の灯を見て安堵の胸をなで下ろす。往復1時間の山行であったが、侮ってはいけないことを再認識させられた。

国民宿舎の風呂に入り、家に電話する。三重では暴風雨警報がでたとのことであった。国道に出れば霧は晴れて、月も出ていた。三瓶山登山口まで移動する。


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