七面山資料



概念図
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七面山(奈良)

静かな頂の展望と笹原の稜線歩きを楽しむ。

七面山は大峰山脈最奥部、しかも大峰奥駆縦走路から西へ離れて、登る人の少ない山
である。原生林におおわれた東西ぷたつの頂きをもち、東峰の方がやや高く、関西有
数の4○○mの大岩壁を擁している。車を使えば、日帰っでこの大峰最深部が味わえ
る。
五條から国道一六八号線を南下。天辻峠、猿谷ダムをへて大塔村役場の前で林道殿野
篠原線に入る。
谷沿いの林道は高野辻で尾根を乗っ越して宮谷沿いに下る。左に宮ノ滝を見上げたの
ち十字路に出る。まっすぐ進み橋を渡れぱ、対岸に篠原の村がある。舟ノ川左岸の林
道でスギノセを遇ぎ、湯ノ又で七面谷右岸へ渡る。次に、左岸への橋の手前で駐車す
る。橋向こうにゲートがあり、その先は私道なので事前の許可がなければ入れない。
これより、みごとな紅葉を仰ぎながら林道を一時間あまり歩く。大きなつづら折を登
り終えると右へ道があるが、ここは直進する。やがて上部に大きな砂防堰提があり、
その先のカープ地点で右に「七面山登山口」の道標がある。
これより植林内のつづら折を登りつめると、笹の切り分けの近くに着く。右へ進めば
七面尾の稜繰へのる。
あとは稜線を忠実に登りつめる。原生林のなか、道は木の根が張り出し、シヤグナゲ
が多くなる。右に一五五六mのピークが見えてくる。このピークは、七面山西峰から
西に張り出した槍ノ尾の支稜上にあり、そこには三角点がある。本立内の笹の斜面に
さしかかると踏み跡があいまいとなるが、適当に登って七面山の西峰に立つ正面に釈
迦ガ岳、左に八経ガ岳が大きい。
この西峰の項は、東へ向かえば東峰ヘ、右に伝えぱ槍ノ尾の三角点へ行く分岐点にあ
たる。東峰へは、少し下ったのち、露岩まじりの尾根筋を巻いて20分ほどで着く。
幽遂な原生林内のピークである。
西峰へもどって支稜を伝うと浅いヤブの下りとなって、広々とした笹原の鞍部へ飛び
出す。眼の前に登ってきた七面山東峰の大岩壁の一部が望まれる。宇無ノ川源流の深
い谷をはさんで仏生ガ岳と釈迦ガ岳が並んでいる。振り向けば八経ガ岳が顔をのぞか
せている。
踏み跡をたどって笹ヤプをくぐり、半壊の猟師小屋をへて、木の下の三角点に達す
る。
下山は往路を忠実に引き返そう。下山途中で、八経ガ岳の夕映えに出会えるかもしれ
ない。
(田畑吉雄)

●アクセス  バス便がなくマイカー利用となる。五條から1時間20分で駐車地点へ着く。 ●コースタイム  駐車地(1時間10分)登山ロ(1時問)稜線(1時間10分)西峰〈東峰往復5 0分〉〈三角点往復50分〉(1時間)稜線を離れる(30分)登山□(50分)駐 車地 ●アドバイス  前夜に駐車地まで入っておればゆっくりできる。出発時間にもよるが、下山途中の 日没に備えてライト必携。標識は登山口たけなので、踏み跡、テーブに注意。西峰か ら東峰、三角点への往復はガスのときは注意。水場は尾根筋にはない。 ●問合わせ先  大塔村役場 07473ー6ー0311 ●地形図 2万5000分ノ1=辻堂・釈迦ケ岳5万分ノ1=釈迦ケ岳 ●プラスアルフア  下山後、大塔村役場前を左ヘ、国道168号線を3キロ南下すれぱ、新しくできた 大塔温泉「夢乃湯」電話07473・6・0058がある。20時30分まで受付。 水曜定休、入湯料800円。

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