蕎麦粒山・高塚山

蕎麦粒山
蕎麦粒山

【日 時】2000年 9月10日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】蕎麦粒山(1627m)・高塚山(1621m)
【山 域】静岡
【ルート】 (6:00)山犬の段--(6:40)蕎麦粒山--(7:25)五樽沢分岐--(8:50)三ツ合山分岐--
(9:35)高塚山山頂--(10:00)三ツ合山分岐--(10:50)山犬の段
【所要時間】4時間50分
【メンバー 】単独


5時30分起床する。シュラフをたたみ直ぐ外に出る。心配していた雨は降らなかったが、車にはビッシリ朝露が付いていた。見晴らし台に行くと昨日登った大札山が綺麗に見えた。天候は良さそうであった。

牛乳で調理パンをねじ込み出発。無料休憩所横の蕎麦粒山の標識に従う。大木の中に下笹が生える快適な山道を進む。背後には板取山の大きな山容が望まれる。ひと登りして蕎麦粒山山頂に到着する。この辺りでは一番標高がある。展望の利く南側から朝日の射す方向を見ると、中腹に雲を湛えた富士山が望まれ感動する。大札山から南尾根のコースもあるようだ。一服する。

山頂からは一気の下りとなる。下笹もシッカリ刈られている。下りきると、少しアップダウンはあるが平坦な快適な歩行となる。五樽沢の分岐までは意外と時間が掛かる。木の間からは特徴のある前黒法師岳や黒法師岳が望まれる。山犬の段からピストンする場合は、帰路、蕎麦粒山への登り返しがシンドイ。五樽沢の分岐で一服する。
蕎麦粒山から富士を望む 高塚山付近の原生林
蕎麦粒山から富士を望む
高塚山付近の原生林
ここからは、やや急登りとなる。ひと登りしたところから少し先に三ツ合分岐があった。一旦下り原生林の中を緩やかに登り返し、ピークを越えて高塚山山頂に到着する。草つきの落ち着いた山頂であるが、周りは原生林で展望はない。京丸山、竜場ヶ山方面のトレールは赤テープはあるがヤブっぽい道であった。携帯は掛からなかった。

引き返し三ツ合山分岐手前で携帯で家に電話する。三河地方には大雨警報が出ているとの事であった。千石平はヤメとし、帰路に就く。

15人の中高年のグループに出会う。本日山中で出合った登山者はこのグループのみ。五樽沢の分岐には、猟銃を傍らに置いたハンターが居た。「どこから来たのか」と問われた。林道に降りると、数台の軽トラが停まっていた。猟の方法は良く分からないが、無線機を携帯していたので、連絡を取りながら、「追い出し」して獲物を狙うのであろうか。林道は、山崩れが目に付いた。山崩れのある箇所は林道が通っており、林道の走っている部分は一目で判別できる。この辺りの山は崩れやすく、林道のメンテも侭ならないと思われた。林道の意義について改めて考えさせられた。

山犬の段には車が数台増えていた。蕎麦粒山だけで帰る人もおり、ここだけの観光の人も居るようだ。板取方面から帰ってきた人と談笑する。大札山登山口付近では、晴れ渡り高塚山・蕎麦粒山も綺麗に望まれた。

平地に降りると猛暑が待っていた。帰路、道の駅「川根温泉」に立ち寄る。人が多く何事かと思っていたら、煙を吐きながらSL列車が鉄橋を渡って来た。煙の臭いに懐かしさを感じた。


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