太郎山

太郎山
太郎山

【日 時】2000年10月27日(金)
【天 候】晴れ
【山 名】太郎山(2367m)
【山 域】栃木
【ルート】 (10:10)登山口--(11:25)ガレ下--(17:00)太郎山--
(14:30)登山口
【所要時間】3時間40分
【メンバー 】単独


日光周辺の山は百名山の男体・日光白根に登ったのみである。21時に自宅を出発。久々の遠出である。名四・国1と通過し、岡崎よりスムーズに東名高速に乗るが、集中工事のため所々で渋滞する。一週間前、集中工事は25日までと聞いていたが、間違えて聞いてしまったようだ。夜間にも拘わらず3〜4箇所で渋滞する。東京料金所に3時頃着き、環8に入る。環8も長く感じられる。和光から高速に乗り、浦和から東北道に入る。なんとか深夜中に東京を抜けホッとし、羽生で仮眠する。

2〜3時間もすると辺りは人で騒々しくなる。鹿沼ICで高速を降り、120号線を走る。狭い道で宇都宮ICで降りた方が良かったかと悔やまれる。目指す日光の大きな山々に朝日が射している。立派な松並木の街道を走りながら、高原山にするか女峰山にするか思案する。兎に角、目的の女峰山に向かう。途中、足尾の標識があり、袈裟丸山が頭をかすめる。日光東照宮あたりからはウィークデイにも拘わらず人が多くなる。「いろは坂」にかかると見事な紅葉になるが、交通量が多く、脇見はできない。ユックリ見ようと駐車場に向かうが、満車状態で先に進む。中禅寺湖の周りでも人が多く、小中学校の団体を数組、見掛けた。この高度になると針葉樹林が多くなる。三本松から男体山を眺めた時、カラマツの黄色の紅葉が見事であった。
男体山と大真名子山 お花畑
男体山と大真名子山
お花畑
光徳から志津に向かうが、10月27日〜11月6日まで道路補修の案内がある。本日27日は通行止めの掲示があるが、そのまま進む。太郎山と志津への分岐までは、問題なく進んだが、ここから100から150M先でショベルカーとダンプが道路を塞いで作業していた。工事中の人が走ってきて「入り口に通行止めの標識を出していたのを見ませんでしたか」という。女峰山は諦め、分岐に戻り、太郎山登山口に向かう。登山口の前の空き地には、2台の車が駐車していた。時間は10時、自宅からここまで13時間かかった。

身支度を整え出発。低い笹の、冬枯れの明るい木立の中を通過する。所々、左方に、太郎山の山頂の一角が望まれる。ツガ・モミなどの針葉樹林帯の中を進む。30分登ったところから、道はだんだん急になる。睡眠不足で、息を整えながらユックリ進む。やがて、木の根や岩を掴みながらの登行となる。開けた所に出て振り返れば、男体山が大きく望まれる。志津を挟んで連なる大真名子が真近に迫る。ガレ場のトラバース部では、女峰山も小真名子の陰にチラリと望まれる。

立ち枯れの林を登り切り、少し下る。道には既に霜柱が張っている。前方に開けた草付きの円形の窪地が現れる。周りが林に囲まれた、直径50〜70Mくらいのお花畑であるが、今は枯草の草原であった。お花畑の向かいには山頂が望まれた。お花畑を横切ると、山頂まで10分の標識があった。ひと登りで山頂に達する。

山頂には誰もいなかった。薄青い秋の空は、大気が澄んでいることを示す。日光白根・男体山〜女峰山の日光の山、燧・至仏の尾瀬、平・会津駒のテーブルマウンテン、那須の山々が望まれた。紅葉は標高1000M以下が見頃のようだ。気分が良いので、ユックリ転寝でもしようと思っていると、一人、登山者が現れた。写真を撮り下山する。
日光白根山・山王帽子山 黄金の湯
日光白根山・山王帽子山
黄金の湯
途中、4組ほどの登山者に出会う。鼻歌を歌いながら下山していると、山頂で会った人が抜いていった。車のところに戻り、光徳に向かっていると、分岐で先程の人が居たので車に乗ってもらう。男体山に登るか迷っていたそうだ。東京からで電車とバスで来て光徳には11:00に着いたとのこと。

名徳で降ろし、奥鬼怒林道を川俣温泉に向かう。露天風呂の黄金の湯に浸る。栗山でキノコうどんを食べる。土呂部を通り、田代山林道に入り、田代山猿倉登山口で仮眠する。


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