宮指路山

宮指路山
宮指路山

【日 時】2000年11月 5日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】宮指路山(946m)
【山 域】三重
【ルート】 (12:10)小岐須キャンプ場--(12:50)滝の上(休憩)--(13:50)小川前(休憩)--
(14:10)東海展望--(14:45)宮指路山--(17:00)小岐須キャンプ場
【所要時間】4時間50分
【メンバー 】二人


完全に雨との天気予報であったが、快晴になった。予定していた、大峰山行は中止となったので、家内と久しぶりに鈴鹿に出掛ける。前日、軽登山靴を購入した。その足慣らしも兼ねての登山で、近場の宮指路山とする。この山は家内とは1995年12月 9日に登っている。私はそれ以前の夏に登ったが、東海展望からの眺望も曇り勝ちで、パッとしない山の印象が強かった。

椿大社を通過し、小岐須の集落に入る。野登山の採掘された山腹が目に飛び込む。山道に入るがキャンプ場から先は通行止めの案内板がある。キャンプ場は車で一杯。手前の道路脇にも多くの車が駐車していた。昼近くで下山者もいた。空いているスペースを見つけ道路脇に駐車する。

これから出発する夫婦連れに、「どちらへ行かれるんですか」と聞かれる。同じ宮指路山であった。林道を歩くと、車の通行には問題ないように思われたが、「屏風岩」手前で植林帯の山崩れがあり、ショベルカーが停まっていた。車が通行できるように土は取り除かれているが、20〜30Mほどの急斜面で赤土が露出しており、いつ崩れが再発してもおかしくない状況であった。問題の箇所はここだけで、家内は快調に歩を運ぶ。私は、体調がイマイチでマイペースに務める。大石橋で先行の夫婦連れが一服している。ここから山道になる。

砂防ダムを越え、谷を渡り分岐に到着。本日は東海展望の南東尾根から登り、大峠から下山するコースを採る。谷沿いの道となり、滝の上のところで一服する。
東海展望 山頂
東海展望
山頂
先日の豪雨で谷は若干荒れ気味で、所々、道が抉られていた。谷から離れ、電光を切りながらの急坂となる。植林帯を抜けると細めの木の自然林となる。左に谷音が聞こえ、岩が露出したチョロチョロと流れる水場で休憩する。

暫く進むと、明るい雑木林の中に小さな川が流れていた。この高度で川が流れていることに驚く。少し登ると、東斜面の紅葉や鎌ヶ岳・御在所も望まれる。家内がデジカメで撮影する。傾斜が緩み展望が開け、辺りの紅葉の様子が判る。野登山・仙ヶ岳も眼前に迫る。東海展望の案内があり先に進む。眺望が一気に開ける。大きな花崗岩に登り、思わず快哉を挙げる。下の岩場を見ると3人の家族連れが寛いでいた。しばし、撮影タイムとなる。

少し登ると前方に山頂が望まれる。三体仏岩から少し下り、最後の登りとなる。三角点のあるところには山頂標識があるが見晴らしは良くない。同時に出発した、夫婦連れは大峠コースから登って山頂ではビデオ撮影をしていた。馬乗岩、のところでユックリ休憩する。

帰路は大峠コース。馬乗岩の北側の岩場を散策する。ここからの景観も素晴らしい。滋賀側の林道が無線施設のある山のピークまで伸びている。サクラグチが大きく望まれる。犬返しの険のピーク・能登ヶ峰・仙ヶ岳が夕日に映えている。北側は広大な紅葉の海の中に鎌ヶ岳の白いガレが眩しい。
サクラグチ・綿向山 鎌ヶ岳方面
サクラグチ・綿向山
鎌ヶ岳方面
1995年12月の時は、出発が遅く稜線は雪で、日没近くに山頂に着いた。ヘッデンを点けて下山した覚えがあり、厳しい登山であった。西日が射す錦葉の中を気分良く降る。今回の登山で往時の印象とは、全く別の山になってしまった。

大峠の谷道は先日の豪雨で、かなり荒れていた。道が落ちているところは、トラロープなどが張られていた。この時間では暗い植林帯では更に見通しが悪くなっていた。注意しながらユックリと下り、夕暮れ泥む林道に降り立つ。駐車場には、まだ数台の車が駐車していた。


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