鬼面山
奥茶臼山から鬼面山を望む
奥茶臼山から鬼面山を望む

【日 時】2000年11月19日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】鬼面山(1889m)
【山 域】長野
【ルート】 (6:10)地蔵峠--(7:30)2/4地点--
(8:15)鬼面山(8:30)--(10:10)地蔵峠
【所要時間】4間00分
【メンバー 】単独


夜間、鹿の泣き声を聞く。本日も、満天の星空で、月光の快晴であった。寒いとの予報であったので、冬用の下着を着込む。駐車場で支度を整え地蔵峠に向かう。峠の下の道路脇に駐車する。

国道脇に鬼面山登山口の小さな木板の案内がある。地蔵さんの後ろから山道となる。緩やかな尾根道から植林が現れると、左に植林作業用の小屋にが現れる。

ひと登りすると岩の混じる急なアップダウンになる。見晴らし良いところに出る。南には熊伏山が中央構造線(フォッサマグナ)上に望まれ、暁光が鬼面山から続く山並みに当たる。振り返れば昨日登った、奥茶臼山が翼を広げたように大きい。足元を見ると霜柱がビッシリと立っている。

伐採地に出ると朝日が鬼面山を包む。ピークを幾つか越えると、2/4の標識が現れる。この辺りから下笹の生えるブナ林の様相となる。急坂となり、日光が当たり始め、汗が噴き出す。

偽ピークのようなところを幾つか越え、やっと稜線に出る。左に折れると平坦な道となる。山頂には二等三角点と丸太で造られた物見台があった。
地蔵さん 丸太の物見台
地蔵さん
丸太の物見台
伊那盆地を挟み中央アルプスから恵那山・大川入山に至る山並みが望まれる。中央アはまだ雪はなく、空木・赤梛・南駒、宝剣の特徴ある岩場帯が識別できる。しかし、今年登った越百は、途中のピークといった感じであった。よく見ると、背後に雪山らしい北アルプスや御岳なども望まれた。ロープを伝って物見台に登る。東側の展望も開け、昨日の奥茶臼山から尾高山の山並みの背後に、南ア主脈の塩見・荒川・赤石・聖・光・池口などが望まれる。北側は樹林に阻まれてハッキリ展望できなかったが、間ノ岳・北岳が雪を纏っていた。

家に電話する。山頂から南に豊丘村からのトレールがあった。秋の陽光を浴びながら、冬枯れの林をユックリ下る。フォッサマグナや地蔵さんなどを、デジカメで撮りながら、車のところに戻る。
恵那山方面 山頂付近
恵那山方面
山頂付近
もう一山、尾高山も考えたが、昨日の疲れもあり、帰途に就く。国道152までは晩秋の様相で、行き交う車も多かった。

昨日・本日共に、登山者は皆無であった。両日とも天候には恵まれ、南ア・中央アの素晴らしい眺望を得ることができた。雪を抱いた山もあり、冬が近くなってきた。


囲炉裏村トップページへ      ホームページにもどる