下呂御前山

下呂御前山
下呂御前山

【日 時】2000年12月 2日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】下呂御前山(1411m)
【山 域】岐阜
【ルート】 (10:50)林道駐車場--(11:50)お助け水--(12:50)山頂(13:25)--
(14:00)お助け水--(14:45)林道駐車場
【所要時間】3時間55分
【メンバー 】二人


家内は久しぶりの遠出である。当初は関東方面を計画していたが、日曜日に天候が崩れるとの予報だったので、日帰りで下呂御前山に出かける。下呂付近には御岳の展望台の山が幾つかある。今まで、私が登った山は白草山のみでこの時は御岳は望めなかった。

出発が7時半。長良川沿いの堤防道を通り、岐阜羽島から高速に乗る。中津川ICで降り、坂下から国道257に入る。加子母の道の駅の朝市で、トマト・カリン・ヒメリンゴを買い、本日の山の食料とする。下呂に入り、下呂トンネルの手前でバイパスを降り、川沿いに登っていく。直ぐに御前山の案内が現れる。Uターンを繰り返しながら高度を稼ぐ。植林帯に入り、水道施設のような所に車が2台駐車している。ここから地道になり、一つカーブを上がったところが登山口となっていたが駐車スペースはない。下の施設の車の横に駐車する。

隣に駐車していた名古屋ナンバーの夫婦が出発していった。私達も出発。登山口は杉の植林帯の中に東屋と石碑があり、小川には竹樋があった。伐採跡の開けた所を通過し、林業作業用道路を2〜3度横切る。植林帯をひと登りすると、舗装された広い道に出る。道路を横切りまた植林帯に入る。道端に4合目の標識が現れる。
登山口の東屋 御前大権現
登山口の東屋
御前大権現
電光を切りながらひと登りすると5合目となり、休憩の丸太のベンチがある。植林はいつのまにか杉からヒノキに変化している。左側が植林、右が自然林の山道になる。晩秋の様相で一面落ち葉である。6合目の丸太のベンチに先行の名古屋の夫婦が休んでいた。緩やかな道を進むと地図に記載のある地道の林道に出る。軽トラが3台停まっている。林道の先の方では、道路の補修作業の音が聞こえる。対面の道に取っ付くと西側の視界が開け、薄っすらと雪の被った雄大な山が見える。暫く進むと「お助け水」の標識があり、丸太のベンチもある。この辺りが中間点で一服する。

日陰に居るとじきに寒くなる。右に水音を聞きながらカーブを曲がったところが7合目であった。電光を切りながら植林帯の中を進むと、展望台の案内があった。案内板を見ながら行くべきか迷っていたら上の方から声がした。「ここは、展望台だから見ていきなさい」という。昼食時間帯で、作業中の人が 三人いた。眼下に下呂の街が望まれた。下の林道で見た山の名前を聞いたところ白山とのことであった。

植林帯を抜けると8合目になる。90度左に曲がり冬枯れの自然林の明るい尾根道となる。一直線に緩やかに登ると9合目に着く。この区間は短く感じられる。緩く下ると最後に登りとなる。急坂の途中に御前大権現の案内がある。岩に石が詰まれその上に祠があった。最後のひと登りに掛かる。霜柱が立っている。4〜5人の下山者と出会う。
荻原御前 白草・寺田小屋・三国
荻原御前
白草・寺田小屋・三国
山頂は「下呂御前山・空谷山」と書かれた石柱・三角点・山行ノートのボックスなどがあった。飛騨山頂から大滝山頂に続く御岳が険しく大きく聳えていた。この方角からこのような姿の御岳を見るのは初めてであった。御岳・乗鞍・笠には雪はまだなかったが、穂高・薬師はもうシッカリと雪が付いていた。白草・寺田小屋・三国の山々は穏やかな稜線を示し、小秀と思われる山頂がその稜線から、少し顔を覗かせていた。対面には荻原御前が大きく鎮座している。西側は、遠くに白山が薄っすらと雪化粧しており、眼下にはマッチ箱のような下呂の街が望まれた。麗らかな陽射しの中で、ユックリ食事タイムとなった。

山頂風景をカメラに収め帰途に就く。八合目から真っ直ぐに続く尾根沿いのルートもあった。下呂湯の峰にでも続いているのだろうか?展望台では、丸太を打ち込んで作業していた。どうやら展望台を造っているようだった。名古屋の夫婦は「お助け水」に行ってきたようで、休憩場で出会う。

車のところに戻った時は15時近くになっていた。下呂の河原に車を停め、クワハウスの露天風呂に入る。外気は冷たく、温まるのに肩まで浸かる必要があった。41号線・21号線・堤防の道で帰る。


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