国見岳

国見岳
国見岳

【日 時】2001年 1月 1日(月)
【天 候】
【山 名】国見岳(1739m)
【山 域】熊本
【ルート】 (8:25)フェリー島原発**(9:00)フェリー熊本着==(11:00)内大臣橋==
(12:15)登山口--(13:10)休憩--(14:10)国見山頂--(15:40)登山口==
加治木IC==隼人==国分==(22:10)仮眠場所
【所要時間】3時間25分
【メンバー 】二人


朝食を摂り、フェリー乗り場に向かう。始発が8:30で余裕の時間である。風はあるが、快晴で素晴らしい初日となった。フェリーの料金は車と2人で4010円。所要時間30分。出航。

港で見えていた岩山の背後に雲仙普賢岳の全容が現れた。全容を目にするのは初めてである。昨日泊った宿付近は火砕流に遭った地域のようだ。天草の山や金峰山が望まれ熊本港が近くなると、沢山のカモメが船に纏わりついてきた。良く見ると人が餌を撒いていた。船内でカモメの餌を売っているようだった。それにしても、野生の飛翔をこんなに真近に眺められるとは。一生懸命にカメラに収める。

熊本港からは真直ぐ東に向い国道445に出る。矢部から内大臣橋を目指すが、上流の緑仙峡に出てしまった。川下に下り、内大臣橋を発見する。しかし橋は目の下に見えているが,入り口が判らずウロウロする。諦めて砥用から入ろうと少し戻ったところ入り口を発見する。橋を渡っても西側の林道に入ってしまった。戻りやっと目指す内大臣林道に入る。
カモメ 内大臣橋
カモメ
内大臣橋
林道は最初からダート道で登山口までは十数Kある。途中の小屋付近で歩行している人がいた。登山口付近の水溜りは凍っていた。旧登山口には車が3台くらい停まっていた。案内書では新登山口まで道は悪いとのことだったがそれほどではなかった。新登山口には福岡ナンバーの車が一台停まっていた。その後ろに駐車する。

下から稜線の霧氷が望まれたので念のためアイゼンを携行して出発。登り始めは日が当たらないためか地表は凍っている。硬い地表に化しているため注意しながら斜面を横切る。下山者と出会う。山頂付近は雪があるとのこと。植林帯の急坂を登ると、かつて山作業にでも使用していた道のような平坦な広い道に出て拍子抜けする。広い道の終点には白いヘルメットがあり登山道を示していた。山道となり暫く登ると下笹となる。辺りの木々に霧氷が混じり始めたので日溜りで休憩する。単独の下山と出会う。

チョロチョロとした水場を渡り、暫く進むと大きなブナの林になる。枝々に付いた霧氷が太陽に煌き、思わず歓声をあげる。笹がやや道を蔽う。暫く進むと椎矢峠・高岳からの稜線に出会う。水場にはひと張りのテントがあった。水は凍りつきツララとなっていた。雪道となるが数CM程度の積雪で快適な歩行となる。旧道と出会うと開けたところに出て、山頂の祠が望まれる。頂部の岩場はやや氷化していた。
山頂 稜線の霧氷
山頂
稜線の霧氷
誰も居らず私達のみの山頂となった。霧氷は見る方角で変化する。下から見ると青空を背景に透明な氷が太陽に反射する。また稜線に連なる霧氷は山桜そのものである。視界は良いが辺りの山で判別できるのは小国見岳くらいである。しかし、九州の脊梁山地の主峰で廻りは山また山であった。携帯で家内が家に電話している。

一等三角点を囲み写真や食事をしていると男2人女2人のグループが登って来た。広島からきた人達で旧登山口から4時間掛かり、途中凍っているところがあるとのことであった。写真を撮ってもらって下山にかかる。

登山口近くで来るとき林道を歩いていた人と出会う。テント泊でこの辺りに詳しい様子であった。車のところに戻る。福岡ナンバーの車はまだ停まっていた。

前橋ICから九州自動車道に入り加治木IC=>隼人=>国分と乗り継ぐ。垂水で食料を調達し猿ヶ城渓谷への途中で車中泊。


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