烏山

烏山
烏山

【日 時】2001年 2月 4日(土)
【天 候】
【山 名】烏山(717m)
【山 域】三重
【ルート】 (12:30)登山口--(13:35)ゾロ峠--(14:40)烏山--
(16:30)登山口
【所要時間】4時間00分
【メンバー 】単独


本日もスタートが遅いので鈴鹿南部の山を目指す。紅皿山・長石山・烏山・三国岳・バンドウなどを候補に挙げながら家を出たが、23号線が一車線規制のため渋滞に嵌る。やむなく加太から烏山を目指すことにする。亀山のコンビニで食料を調達し名阪に乗る。板屋ICで降り国道25に入り、「原石山」と書かれた掘削場を通る。加太不動滝の案内板のあるところから林道に入る。大きな石が落ちており車の底を擦る。林道終点は車が5〜6台くらい駐車できるスペースがあった。小川が流れ周りには小屋と木のベンチがあり東海自然道の案内がある。

身支度を整え出発。橋を渡ると大日滝の案内がある。少し覗いて見たが落差の低い滝であった。道なりに先へ進むと「加太不動滝0.1K」の標識があり奥へ行ってみる。落差15Mくらいの立派な滝が正面に左側には水量のある本流の滝が流れ込んでいた。こんなところにこのような滝があることに驚く。

道はいきなり急登になった後、急な下りとなる。崩れた道を高巻いているようであった。橋を渡り川沿いに進む。地図によれば左に烏山への道があるはずだがそれらしい道は見当たらない。

川沿いに何度か渡渉すると雪道になる。結局、烏山への道は判らずズルズル進む。道は左岸の木の階段道を登り始める。雪の付いた烏山や平地が見渡せる高度になり、ゾロ峠が近くなる。ゾロ峠は旗山の時、来たことのあり見覚えがある。旗山と鳥不越峠の標識がある。
加太不動滝 カヤト
加太不動滝
カヤト
ヤブぽい雪道になり、直ぐに道を失う。が、稜線を辿ると道があった。細い笹に雪が乗り道を塞ぐ。気温は上がらず稜に出ると寒風が抜けていく。やがてススキの原のカヤトとなる。この辺りがこのコースで最も見晴らしが良い。錫状ヶ岳・霊山・三国・油日・那須の山々や甲賀の里が見渡せる。

旗山からの道に達する。道は格段に良くなるが雪が付いている。小平山まで15分との案内板がある。軽いアップダウンの後、「小平山(烏山)717M」の標識のある山頂に到着する。眺望はなく簡単に休憩する。

国道への道が続いていたが、傍らにテープがありその道を追うことにする。少し進むと木に赤字で「→加太不動滝」と書かれていた。雪上に微かに踏み跡が ある。紫の紙テープとピンクの紐の目印を追いながら進む。暫くは尾根上の低い下笹の快適な歩行となる。尾根を辿りながら暫くすると狭いヤブになり、 テープも紐も途切れる。
山頂 難路から降り付いたところ
山頂
難路から降り付いたところ
元の場所に戻り。道の先に紫の紙テープを確認し、やや下方にピンクの紐を確認する。再度、紫の紙テープの方に進み、テープは途切れるが、緑の輪を発見。そのまま稜線を下るが植林帯になる。植林帯を暫くうろつくが目印はなく、再度元来たところに戻る。

登り返しながらこのルートで下ることを諦め、山頂まで戻ることを考えていた。しかし、対岸には採掘作業の音が聞こえ、里は近い。ピンクの紐の下を探索するとその下方にピンクの紐や紫の紙テープが、植林帯の中に続いていた。植林帯の中は急で暗く紐やテープも疎らであった。道らしい踏み跡もなく山勘で歩く。テープを見失うが、光が射す開けたところに行くとまたテープが現われた。稜線沿いにおりる。川音が聞こえるようになると急坂になる。四角の木枠が現われ川の流れが目に入る。降り立ったところは東海自然道の高捲きを下った橋のたもとであった。

このコースは紐とテープのみのルートで私にとってはやや難しいコースであった。思わぬ時間を食ってしまったので本日はここまでとする。

帰路バンドウを訪ねてみたが諸戸林業のある一角が「バンドウ山」のようであった。この辺りの山に入るには諸戸林業の許可が必要なのだろうか?


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