サクラグチ

サクラグチと雨乞岳
サクラグチと雨乞岳

【日 時】2001年 2月11日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】サクラグチ(919m)
【山 域】滋賀
【ルート】 (11:20)鮎河林道終点--(13:25)サクラグチ山頂--
(15:40)鮎河林道終点
【所要時間】4時間20分
【メンバー 】単独


前日三重グリーンボランティアに参加して筋肉痛ぎみである。月曜も休暇を取得したが、家内の父が手術の為、遠出はできず。予てからの案件であった鈴鹿のサクラグチを目指す。出発が遅いので東名阪を利用する。国道1号線を猪鼻で右折し鮎河へ。小川・小学校を通過し大河原よりの集落の端の道を山の方角に辿るとその先に林道が続いていた。地図を見ればサクラグチへのルートは鮎河から東北に派生した尾根を辿る。すぐに車が4〜5台位駐車可能な行き止まりとなる。

林業作業用の林道の様子で、辺りに登山道らしいものやテープ類は全く無い。身支度を整え出発。植林帯の中の薄い踏み跡を追う。直ぐ稜に出て左にネットを見ながら高みを目指す。11:30を知らせるチャイムが里から聞こえる。間伐が行き届き木漏れ日の射す快適な登りとなる。

急な坂を登り詰めると東方から道と出会う。帰路が心配になり目印らしいものを記憶に留める。暗い植林帯の中の所々にテープが現われる。枯れ落ちた杉を踏みながら急登をひと登りすると針金のネットが再び現われ、雪道となる。表面が硬くクラスト状の雪でサクサクと音をたてながらの歩行となる。
能登ヶ峰 野州ダムの貯水池と綿向山
能登ヶ峰
野州ダムの貯水池と綿向山
植林の中をひと登りすると見通しの良いところに出る。鳥の群れの鳴き声を聞きながら左に稜線を伝うと西からの稜線に出会う。雪の上に薄い踏み跡が残っているが、数日前のもので吹き溜まりでは掻き消えている。南には能登ヶ峰の山頂付近のカヤトが雪で白くなっている。眼下には野州ダムの貯水池が望まれ、背後に雪を抱いた綿向山・雨乞岳が高く聳えている。

潅木帯となるがテープもあり道はハッキリ識別できる。再度植林帯に入りピークに辿り着くが目の前に大きなピークが現われる。大きく下った後、一気の雪の斜面に取り付く。途中、綿向山・雨乞岳が綺麗に望まれるポイントがあった。

ピーク付近は植林帯の中であったが、綿向山・雨乞岳を望むことはできた。このピークがサクラグチと思って登ったが、登ってみるとその先にまだなだらかな標高の高いピークがあった。小休憩の後、山頂も近いと気を取り直して出発。

やや藪っぽくなるが、ユルユルと登って再度、植林帯の中に入る。山頂は何の変哲もないピークといった感じである。三角点の白杭と木に掛かった見失いそうな「サクラグチ山」の標札があるのみであった。ここで一服しようと腰を降ろしたが日陰で風が冷たいので、日の当たる南側に移動する。白い能登ヶ峰を見ながら昼食タイム。
山頂 冬枯れの潅木
山頂
冬枯れの潅木
帰路はトレースが有るのでユトリを持って快適に進み、暫し撮影タイムとなる。残念ながらサクラグチをスッキリ望めるポイントは見当たらなかった。雪が付いている辺りまではスムーズに着たが、下山ポイントを間違えてしまった。

降り始め、間違いには気付いたが、里も近く登り返す気にならず、そのまま下った。降りついた谷には洗濯機などのゴミが捨てられていた。捨てられた方の谷を上がるとそこは林道終点であった。林道を下り車の走る県道に出て、道路の補修作業をしている人に鮎河の方角を聞き尾根の北側に降りてしまったことを知る。朝、車で入った林道を徒歩で辿り車を回収する。時間があったので紅皿山を確認して帰路に就く。


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