紅皿山・長石山・溝干山・三国岳・油日岳

紅皿山
紅皿山

【日 時】2001年 2月19日(月)
【天 候】
【山 名】紅皿山(600m)・長石山(630m)・溝干山(770m)・三国岳(720m)・油日岳(694m)
【山 域】三重
【ルート】 (12:00)キレット直下車道--(12:30)紅皿山--(13:20)溝干山--
(14:10)キレット直下車道==(15:05)櫟野ダム上部--(16:20)三国岳--
(16:45)油日岳--(17:20)油日岳登山口--(19:50)櫟野ダム上部
【所要時間】2時間10分・4時間45分
【メンバー 】単独


前日温泉に浸ったせいかグッスリ睡眠を取った。麗らかな、春のような陽気につられ先日調査した紅皿・長石山を目指す。東名阪を亀山で降り1号線の猪鼻の信号を1〜2K先を左折する。大原ダムの左岸を遡る。ダム湖には釣り客の車が数台停まっている。那須ヶ原山の標識を過ぎ坂本峠方面に進む。対岸の道路から紅皿・長石山のキレットを観察した後、直下の道路脇に駐車する。

どのような様子か判別できないのでキレットに直接向かう。コンクリートの側溝を伝って行くと、鉄の金網が現われる。下に隙間があり網を潜る。広場に出ると広大な赤い壁が現われた。注意して見ると木にテープが付いている。やや右手の歩き易いところを伝う。キレット下部の奥に達するとテープ類が現われる。

左のトレールを辿る。赤土は脆く木の生えている硬い路面を選ぶ。稜線は非常に脆い。稜線を進むものと思っていたが、トレールは北側を捲いていた。捲き道を進むと、左に折れ壁の頂部に進む。私はここは「紅皿山」と記憶していたのだが、そこにはイセ山の会の「長石山 620M」のプレートがあった。

西に少し高そうな地点があったので行ってみるが「イセ AOKI」のプレートがあるのみであった。 ヤブっぽいがシッカリした道がその先にも続いていたが、標高が下がっていたのでもと来た道を戻る。

キレットに戻り溝干山へのルートを目指す。テープは北側の奥の方に伸び少し上がったところが取付きになっていた。ヤブっぽい一気の急坂となる。木の間越しに紅皿山の広大な赤っぽい崩れが望まれる が撮影ポイントはなかった。登り詰めたところが長石山と思っていたがそれらしい標識は見当たらなかった。
紅皿山・長石山 坂下峠
紅皿山・長石山
坂下峠
下笹のヤブっぽい踏み跡の薄い道が続くがテープも稜線沿いに適度にあり迷う心配は全く無い。雪も現われ、数日前と思われる薄い踏み跡もある。幾つか小さなピークをヤブを掻き分けながら進む。対面の那須ヶ原山から唐木キレットや唐木山に続く稜線を眺めながら快適に歩を運んでいると、沢山の踏み跡のある一般道にヒョッコリ飛び出る。

右に数メートル進んだところが溝干山山頂であった。溝干山は鈴鹿峠、高畑山から縦走した時、通過したポイントである。潅木で見通しはない。少し下ると右にガレ場があり見晴らしの良いところに出る。眼下には坂下峠が東西に走り東の谷の正面には明星ヶ岳が望まれる。対面に唐木山、その肩越しに望まれるのは錫状ヶ岳であろうか?

一気の下りとなり、坂下峠に降り付く。雪の付いた風の通り道の峠は寒い。この辺りは露出した地肌は赤く脆い。崩れ落ちる赤土を取り除きメインテナンスしていくのは大変な模様で峠付近は完全に放置された状態だ。荒れた道を暫く進むとアスファルトになるが、岩が道路の真中に落ちているところもあった。車のところに戻る。
溝干山 那須ヶ原山
溝干山
那須ヶ原山
時間もあるので櫟野ダムに廻り、三国岳を目指す。ルートマップを見ると直登に近いルートが記されていたので林道の終点まで行ってみるがそれらしい取付きはない。目印らしいものを探しながら戻ると、ダム湖上方にテープがあった。

川を渡り植林帯に入るとテープは無くなり兎に角近くの稜線に取付く。稜線上には黄色の境界杭が続いており取り敢えずこれを頼りに登って行く。登るにつれ稜線が複雑に入り混じる。心配していた途中の落ち込みはなく稜線はジリジリ登って行った。踏み跡は殆ど無く途中で、帰路にこのルートで降りることを諦める。

松や脆い岩場を通過する。ヒョッコリ三国岳と油日岳の中間のピークの一般道に出る。傍には「油浄財」と書かれたコンクリートの柱があった。左に折れ三国岳を目指す。薄く雪が残っている部分は氷化しており脆い岩場もあり、非常に歩きにくい。小さなピークを越えると前方に三国岳が現われ見晴らしの良いところに出る。那須ヶ原山が大きく対面に聳え、背後に本日登った溝干山も望まれる。那須ヶ原山から三国岳への稜線も伸びやかである。
三国岳 油日岳
三国岳
油日岳
薄い氷状の道を注意しながらひと登りすると那須ヶ原山への標識がありその数メートル道外れに三国岳の山頂があった。那須ヶ原山へ向かうには時間が掛かるので、油日側に下ることにする。

もと来た道を戻り、分岐から油日岳に立ち寄る。以前油日岳に登った時は暗闇であった。植林帯の道も氷状になっていた。一気に下り、水が流れるところに倒壊ぎみの小屋がある。登山口までには斜面が崩れているところがあった。登山口は以前来た時は木材が組まれていたが今は綺麗サッパリなくなり、小屋と整備された道が通っていた。時間も遅いので山を越えて櫟野側に廻る気にはならずヒタヒタと油日神社を目指す。日も落ち櫟野を回って油日登山口から2時間30分かけて車を回収する。


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