西台山

西台山
西台山

【日 時】2001年 3月24日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】西台山(949m)
【山 域】岐阜
【ルート】 (12:00)林道駐車地点--(12:50)ピーク1--
(13:40)西台山--(14:30)ピーク2--(15:40)林道駐車地点
【所要時間】3時間55分
【メンバー 】単独


奥美濃の春山を味わいに行こうと左門岳を目指す。長良川沿いの堤防の道から国道21号、県道と繋いで国道157号線に入る。中日新聞社主催のウォーキングが行われているようでゼッケンを付けた歩行者が目立つ。歩行者に気を取られて違えて谷汲駅の方へ行ってしまう。

樽見に着く。薄墨桜はまだまだの様子である。ガソリンを満タンにし食料を買い込むが、根尾東谷林道に入ってすぐに20M以上に渡って植林帯が崩れ倒木が道を塞いでいた。上大須ダムまでは秋まで待った方が無難であると悟る。代案として考えていた屏風山もこの状態では、麓までの道路状態は心許ないので、西台山に変更する。春先は林道の状態で登山の成否に影響するものだ。

来た道を戻り国道157に出る。最初の橋を渡り白鳥から白鳥・横蔵林道に入る。4月30日まで全面通行禁止の看板があるが行けるところまで入ってみる。この林道も荒れ模様で所々に大きな岩が落ちている。雪が現われるが除雪されている。徐々に高度を上げるがやがて通行禁止のゲートが現われる。工事小屋の建つ広場に駐車し出発する。
魚金山の北面 のりこし峠
魚金山の北面
のりこし峠
50〜100Mほど進むと再度ゲートが現われショベルカーが道を塞いでいた。その先20Mくらい除雪されていたがその先は雪道になっていた。キャタピラーの跡の付いた雪の車道を辿る。対面には魚金山の北面が斑模様になっている。どれくらい時間を要するか心配されたが直ぐに山の間に「のりこし峠」が望まれた。道路端を示すため植えられた幼木が支柱に捲かれている。「のりこし峠」は横蔵側からも除雪されていなかった。東屋があり林道開通記念の石碑のある大きな駐車は雪で覆われていた。この山は以前来たことはあるが、最初のピークまで行ったが雨で視界が効かず退却した。

取っ付きは雪で判りにくいが左(南)斜面を進む。色彩の乏しい中で「マンサク」が鮮やかに感じられる。テープが多くある地点から捲き気味に登り始める。雪のない南斜面を暫く進むと植林された杉の幼木帯となる。雪がやや多くなる。やや急な斜面を登り詰め最初のピークに達する。この地点まできたことがある。

木の間越しに「西台山」の大きな山容が望まれる。「西台山←」と書かれた小さなプレートがある。テープを追いながら鞍部に下りる。雪が深くなり登り返しが厳しい。2つ目のピークに達する。西台山への登りはかなり厳しそうに思われた。

植林帯の間の尾根沿いに進む。この間も脆い雪が多かった。急な登りに掛かるが南斜面に当り雪が殆どなく安心する。岩の混じるゾーンを抜けると山頂の一角に出る。すこし締まった雪で歩きやすい。

山頂部は平坦でテープを追いながら高みを辿るとテープ類の賑やかなところに出る。その先にテープが続いている様子はなく、フト上を見ると「西台山」と書かれた小さな木のプレートが掛かっていた。このプレートが無ければこの辺りを徘徊していたに相違ない。潅木帯で視界はないが木の間越しに白く高い「小津権現山」が望まれた。
山頂 フキノトウ
山頂
フキノトウ
来たルートを戻る。西台山からの下りでは魚金山〜高屋山〜879峰〜のりこし峠の伸びやかな山波が望まれた。2つ目のピークで一服する。東のピークは南側の眺望が良く谷汲妙法山などが望まれた。のりこし峠に戻る。879峰は次回の楽しみとする。車の所に戻る。

林道の途中「フキノトウ」をカメラに収める。中日新聞社主催のウォーキングは終盤を迎え足を痛めた様子の人も見かけた。最近オープンした浅野さんの美原緑苑に立ち寄って家路に就く。


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