伊予富士

伊予富士
伊予富士

【日 時】2001年 4月 5日(木)
【天 候】晴れ
【山 名】伊予富士(1756m)
【山 域】愛媛・高知
【ルート】 (9:55)桑崎トンネル駐車場--(10:40)桑崎峠--
(12:00)伊予富士(13:45)桑崎峠--(14:20)桑崎トンネル駐車場
【所要時間】4時間25分
【メンバー 】二人


家内が春休みになったので休暇を取得して四国地方の山行に出かける。4連休としたが週末は崩れるとの天気予報でだった。仕事が終わったその足で出かける。収容スペースが少なくなった車に荷物を詰め込み午後9時出発。

ウィークデーで交通量が少ないと予想し栗東までは一般道を走る。高速に入り深夜の大阪圏を無事通過と思ったが宝塚辺りで車線規制で渋滞になる。三田から山陽道に入り三木SAで仮眠をとる。

6時にSAを出発。瀬戸大橋の与島で休憩。瀬戸大橋の通行料金に5000円近く徴収される。伊予西条で降り国道11号線から国道194号線に入る。石槌スカイラインが使用できないとの案内があり、車の重量による寒風トンネルの規制もある。この道は石槌山や笹ヶ峰に来た時でも御馴染みの道である。先に進むと寒風山への標識があった。以前来た時、工事中であった新しいトンネルが完成していた。 トンネルを抜けて高知側からアプローチすることにする。トンネルを出て戻る様に左折する。冠山・笹ヶ峰の標識がある。カーブを繰り返しながらトンネルの入口に到着する。

石槌スカイラインはゲートが締まって通行できない。登山の準備をしていると工事のトラックが来て通過していった。子供連れと泉佐野ナンバーの車も到着する。子供2人・男性2人の親子連れが先に出発。

ゲートの横に寒風山登山口の標識がある。急坂であるがジグザグに道が開かれている。利用者が多い様子で良く踏まれた歩き易い道である。麗らかな陽気となり汗が噴出す。冬枯れの木に新芽が付いている。先に出発した親子連れを追い越す。

谷を挟んで雪を付けたピークを前方に見て、右に大きく曲がる辺りから笹が現われ視界が開ける。岩の寒風山が威圧するように前方に現われ、笹原がその頂部まで伸びている。背後に笹ヶ峰がのぞいている。東方には冠山のピークがヒョッコリ上がっている。
桑崎峠 寒風山
桑崎峠
寒風山
平坦な道を進むと桑崎峠に出る。西側の眺望が開け笹原の向こうに雪を抱いた山が飛び込んできた。 瓶ヶ森か石槌山と思われたが東黒森山のようであった。目指す伊予富士も北側が雪を抱いていた。ゆるい風があり一息入れる。

景観を楽しみながら一服していると親子連れと夫婦連れがやって来た。夫婦連れは休憩も取らずそのまま伊予富士の方向に登って行った。私達もその後を追う。北面の急坂となり硬い雪の混じる道となる。 坂を登り詰めピークの肩を越えると笹原の向こうに伊予富士が現われる。

先行する夫婦連れは健脚の様子で足取りも軽やかであった。緩やかに下り、最後の急坂になる。日射が強く睡眠不足で足取りも重くなる。大岩を左に見ながら登り詰める。

山頂からは素晴らしい展望が待っていた。桑崎峠でみた東黒森山の後に瓶ヶ森が、さらにその背後に雪を抱いた石槌山が轟然と聳えていた。瀬戸内海は判別できなかったが石槌山系は全て見渡すことができた。

夫婦連れは朝4時頃大阪を出発したとのことであった。黒森山方面まで行きスカイラインに降り、駐車場でテントを張り、明日は笹ヶ峰に行くとのことであった。明日は何処へ登るのかと聞かれ「三本杭」と応えると彼らの地元の山とのことであった。「猿情報」など色々「三本杭」の情報を得る。家内は実家に携帯電話を入れる。

山頂でタップリ景観を楽しみ元来た道を戻る。桑崎峠ではスッカリ風も無くなり暑いくらいの陽気になった。寒風山はまたの機会とする。航路になっているのかジェット機が飛行機雲を残して冠山の方に飛んでいった。車の所に戻る。
山頂 河原の桜
山頂
河原の桜
桑崎トンネルを抜け西条方面に下るが大きな落石が道路に数箇所落ちていた。国道11号線に入る手前の河原で桜を見物する。大洲まで高速で通過する。桜一里など高速からも桜を楽しむことができた。宇和島から広見を通って滑床渓谷の森の里ホテルに到着する。


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