三本杭

三本杭
三本杭

【日 時】2001年 4月 6日(金)
【天 候】晴れ
【山 名】三本杭(1226m)
【山 域】愛媛・高知
【ルート】 (8:15)万年橋--(8:55)雪輪の滝--(10:00)奥千畳--
(11:15)熊のコル--(12:00)三本杭(12:26)--(13:05)御祝山--
(14:05)万年橋
【所要時間】5時間50分
【メンバー 】二人


昨夜から伊予富士の夫婦に注意された「猿」の被害には遭わなかった。ホテルの前で身支度を整え、車を万年橋の駐車場に移動する。トイレの横にもサルに食べ物を与えないようにという標識がある。

万年橋を渡ると三本杭と滑床渓谷の案内石柱がある。渓谷の右岸の遊歩道を進む。三段の滝や鳥居岩などを通過する。対岸に2匹のサルを見かけるが、サルを見たのはこれっきりであった。

左岸に渡り返し暫く進むと雪輪の滝に到着する。その名の通り水が雪のように泡を作りユラユラ揺れながらユックリ滑走している。一枚岩を滑走しているあいだに長い波長の波が生じているようで、横から眺めると水流はかなり早い。
森の里ホテル 雪輪の滝
森の里ホテル
雪輪の滝
このあたりから河床は顕著な一枚岩となり見事な釜を生成している。千畳岩では水流がナイフで切ったような溝を流れていた。三の沢など支流も一枚岩の見事な滑床となっていた。奥千畳の河床で休憩するが、ここまで4Kあまり名前通りの見事な河床が続く。

此処から南に折れ徐々に高度を上げる。苔むす冬枯れの自然林となり日射しが強い。ヒメシャラの木が現われると八面山と三本杭の鞍部の熊のコルに着く。南側からのルートもあった。日射しが強く木陰で休憩とする。万年橋からここまで3時間近く掛かってしまった。我々にとっては逆周り方が良かったと悟る。

ここからは明るい自然林の中の一気の急坂となる。一息で横の森と三本杭の明るいカヤトのコルに出る。三本杭が始めて目の前に姿を現す。多くの白い花を付けた馬酔木の間を抜けると平らなカヤトの山頂に達する。
奥千畳 山頂の馬酔木
奥千畳
山頂の馬酔木
春霞が掛かり遠望は利かないが一等三角点の山頂からは鬼ヶ城山や八面山、南伊予の海岸線などや高知県西部の山々が望まれた。12時に到着した標高が1226mあることから12:26に下山しようと家内が提案する。日射しが強いので馬酔木の木陰でユックリ寛ぐ。尾根道で下山する。

横の森の北面を進む。振り返れば三本杭の頂部の全容が望まれる。ほぼ平坦な道でやがて石楠花の道となる。その季節になれば綺麗な花の道となるのであろう。ヒョッコリ御祝山に到着する。標識がなければ通りすぎてしまいそうな地点である。

ここからは一気の急坂となる。榊のような木が植林されている。渓谷を挟んだ対面の高月山が立派に見える。幅の狭い林道に行き当たるが本の案内のように右に10m行ったところに道があった。更に下り路幅のある林道に降りるがここは数メートルのところに下り道があった。

ひたすら下り、登り口の万年橋の石柱に達する。観光客が川に足を浸して寛いでいた。車のところに戻る。

広見の道の駅でミカンを買う。日吉から梼原を通り四国カルストの天狗荘に着く。夕食までの間、車でカルストを巡る。姫鶴荘の手前に大きな二機の風力発電設備があった。夕日にカルストが映えていた。 心配されたが翌日の気候は晴れの予報であった。


囲炉裏村トップページへ      ホームページにもどる