栗駒山

栗駒山
栗駒山

【日 時】2001年 5月 1日(火)
【天 候】晴れ
【山 名】栗駒山(1627m)
【山 域】宮城・秋田・岩手
【ルート】 (9:10)イワカガミ平--(10:05)稜線--(10:40)山頂(11:30)--
(12:15)東栗駒--(12:50)イワカガミ平
【所要時間】3時間40分
【メンバー 】単独


民宿でやっと畳の上で熟睡する。7時30分頃出発するが、霧が掛かっている。イワカガミ平に向かうが「いこいの村」から先は9:00まで通行できない。ゲートの前には車が3台待っている。待っていても埒があかないので御沢コース入口に行って見るが霧が濃いため諦める。ゲートが開くまで「いこいの村」で時間を潰す。霧が晴れないので別の山も検討する。

9:00にゲートが開く。シェルター型のトンネルを2つ通る。イワカガミ平付近の両サイドは2〜3Mの雪の壁となっている。待っていた車はスキー客か登山者で駐車して身支度を整える。しかし、霧が濃く出発を躊躇っている。20Mほど上のロッジから音楽が流れ出すが真っ白で建物を確認する事はできない。視界は10M以下といったところだった。
イワカガミ平 シェルター型のトンネル
イワカガミ平
シェルター型のトンネル
そうこうしている時、霧の中からドカドカドカと靴音を発てて団体が下山してきた。高校生か大学生で前夜は笊森小屋泊まりの様子だった。リーダーらしい若者が出発を躊躇っている我々を見て「上は晴れてますよ!」と一声掛けてくれた。しかし、誰も出発する様子ではないのでロッジの裏から適当に高みを目指して出発する。

霧の中でトレースを追いながら雪原に出る。傾斜は緩い。ロッジの上の小屋のような施設に出ると霧が取れ上方に青空が望まれる。東栗駒よりのルートに入ってしまったようだが、霧が晴れてホッとし、意気も揚がる。

赤布が雪原の見やすい位置に設定されている。このルートは夏でも使用できるスキー滑走コースの様子であった。ひと登りして東栗駒のルートの鞍部に達する。何処からか硫黄の臭いが漂う。

下から眺めた時想像していたものとは異なる優美な栗駒山が姿を現し驚く。谷に沿って雪道を辿ると大きな雪原に出る。左から人声が聞こえ本ルートを外したことを認識する。緩やかな雪原を登り笊森とのコル辺りで休憩する。
山頂 水芭蕉
山頂
水芭蕉
私のトレールを追ってスキーを担いだ単独行が元気よく登っていった。本ルートも案内板のあるとこるから雪道になっている。気を入れ直し最後の雪の急坂を登る。前方下には御沢ルートの虚空山が望まれる。

山頂には雪はなく、栗駒焼石国定公園の木の標識・社・三角点があった。東側は低い雲に覆われていたが、西側は高松・虎毛・禿・神室などの雪山が望まれた。北には秋田側の建物がすぐ近くにあった。山頂を西に辿り御池ルートを観察していたら父親と娘さんのパーティーが登って来た。山頂からの眺望をカメラに収め帰路に就く。

鞍部まで戻り東栗駒山を目指す。東栗駒山は岩の山で雪はない。ここからの栗駒山の姿は見事で、何度もシャッターを切ってしまった。

ロッジ付近は気温が低い様子でまだ霧が掛かっていた。明日は焼石岳に秋田側から登るつもりで国道を走らせるが峠が不通であった。真湯温泉に入る。水沢で給油し本日は「ひめかゆ」に素泊まり。

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