五葉山

五葉山
五葉山

【日 時】2001年 5月 2日(水)
【天 候】晴れ
【山 名】五葉山(1351m)
【山 域】岩手
【ルート】 (9:35)赤坂峠--(10:20)畳岩--(11:40)山頂--
(13:10)畳岩--(13:50)赤坂峠
【所要時間】4時間15分
【メンバー 】単独


「ひめかゆ」を5時に出発し、中沼コースの尿前林道から荒沢林道を暫く走るが雪のため引き返す。秋田側からのルートに廻ろうと国道を走らせるがツブ沼付近にゲートがあり、秋田方面に抜けられない。ツブ沼からのルートでは登る気にならず、焼石岳方面の山の上部には霧が掛かっている。本日はオホーツク高気圧が張り出し東北地方は寒気が入るとの天気予報であった。山頂部分は雲が掛かっており焼石岳は諦め、太平洋側の五葉山を目指す。

水沢市から国道397/107と乗り継ぎ日頃から県道193に入り赤坂峠に着く。朝の寒気で五葉山の対面の山には霧氷が付着している。宮古は氷点下という朝の天気予報だったが、晴れで気温はそれ程低くない。峠の登山口から山頂を直接には望めない。峠にはトイレと大きな駐車場があり2台の車が停まっていた。

身支度を整え出発。道は広く十分手入れされている。明るい自然林で九州地方の林相を彷彿させる。明るい日差しを受けサワサワと木々から霧氷が落下する音が聞こえる。道はユッタリと登って、やがて賽の河原に着く。

なだらかな広い道はこの先も続く。大沢からのルートと合流し畳石に到着。休憩用の木造りの椅子がある。一服する。冬枯れの木に新芽が付いている。

視界のない潅木帯を暫く進むと平らな展望石に出会う。山頂へ伸びる稜線には雪が付いている。来し方を眺むれば、大船渡あたりのリアス式海岸線が望まれる。

さらに進むと少し雪の混じる道になる。傾斜が緩むとヒョッコリ石楠花山荘に出る。

山頂の稜線に出ると五葉神社があり尾根から来た埼玉の3人のパーティーと出会う。大松コースから登って5時間掛かったとのことで帰りは時間の短い赤坂峠に降りたいと言われる。タクシーの電話番号の記載のある本を紹介する。

苔の生えた岩のゴロゴロする平らな開けた山頂で木を模った山頂標識がある。空身で日の出岩に向かう。針葉樹林帯を抜け、岩に登る。霞が掛かり眺望は今一つである。山頂に戻る。リアス式の海岸線は大船渡の辺りが判別できる程度であった。

帰路軽装の単独の女性と出会い「雪道はどれくらい続くか?」と聞かれる。3パーティほどの登山者と出会う。霧氷は既に融けていた。

北上・花巻・盛岡などを通って姫神山の麓の民宿に向け車を走らせる。

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