高円山

高円山
高円山

【日 時】2001年 5月13日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】高円山(945m)
【山 域】滋賀
【ルート】 (11:20)林道入口--(12:00)水場--(13:00)NTT無線中継所--
(13:30)山頂--(15:00)水場--(15:50)林道入口
【所要時間】4時間30分
【メンバー 】二人


遠方には出遅れてしまったので、鈴鹿の高円山に出掛ける。鈴鹿スカイランは先週にも増して賑わっていた。日差しが強く、道路脇の木々はもう新緑を通り越して初夏の色合いであった。山頂にはピンク色のアカヤシオが望まれなぜかホッとする。武平峠を越えると2つ片側通行区間があった。大河原橋を渡り少し進むとゲートがあった。数台が路駐している。駐車スペースがなかったので少し引き返す。

身支度を整え出発。駐車している車は京都・大阪・名古屋などのナンバーがあった。ゲートを越えると河原にテントが張ってあった。道端にタンポポに似た花が咲いていた。下山者と出合う。新緑の中にハッとするような白い花が対岸に咲いていた。白い花は毛虫のような形状をしていた。

平坦な砂利道を暫く進むと元越谷との分岐に到着する。木陰で道路工事の人が寛いでいた。谷の左岸には沢山の藤の花を付けていた。30分ほど歩いた水場の木陰で休憩する。
「宮指路山」と「犬返しの険」 山頂
「宮指路山」と「犬返しの険」
山頂
遮るもののない林道にジリジリ照りつける太陽はもう夏を思わせた。目指す方向にNTT無線中継局が現れ、高円山らしい円い形の山が目の前に広がる。右に横谷山を見ながら峠のような所を通過する。鮮やかなピンクのシャクナゲが山腹に咲いている。道路の補強工事をしている様子でタイヤを焼いたような臭いがする。金網などを張り地面の露出した斜面を固化する作業をしていたようだ。昼食時間帯の様子で作業者は日陰で寛いでいた。

直ぐに「宮指路山」と「犬返しの険」が目に飛び込んできた。御所平・能登ヶ峰なども望まれる。田川林道が「犬返しの険」の直下まで伸び重機が入っていた。平坦なジャリ道からアスファルトの道となる。田川林道との分岐辺りから緩やかな登りとなる。宮指路山40分の標識を右にみながら進む。左手にシロヤシオが満開でアカメモチが道端に赤い葉を付けている。

NTT無線中継局まで50m程手前の赤白のポールに黒マジックで「高円山登山口」と書かれている。振り返ると右に良く踏まれた山道が続いていた。やっと車道から逃れ、日差しが遮られ気持ちの良い稜線漫歩となる。道端にはイワカガミの群生が出迎えてくれる。風通しの良いところで一服する。「鈴鹿の山と谷」を読み返してみる。山頂付近はシャクナゲの群生があると記載されている。
水沢岳・鎌ヶ岳・御在所 御所平・能登ヶ峰
水沢岳・鎌ヶ岳・御在所
御所平・能登ヶ峰
一気に下り、南面が崩壊している痩せ尾根になる。ここから一気の登り返しになる。道は良く踏まれている。イワカガミは満開の盛況で、シャクナゲが所々に咲いている。

山頂はシャクナゲに覆われているが、蕾をつけたものは少なかった。少し進んだところから、雨乞・綿向の大らかな展望が広がった。山頂で暫し休憩する。シャクナゲ見物には少し早かったようだ。

帰路、水沢岳・鎌ヶ岳・御在所の遠望の利くところに出る。新緑の色のせいか鎌ヶ岳がいつもの様相とは異なって見える。NTT無線中継局に立ち寄る。4人の登山者が日陰で寛いでいた。施設の金網沿いの高みに登って本日の高円山を確認する。

時間も遅いので宮指路山には行かずシロヤシオなどを撮りながら来た道を戻る。水場で休憩する。車道は意外に長く感じられた。車のところに戻る。スカイラインにはまだ多くの車が停まっていた。


途中で見た草花木
シャクナゲ シロヤシオ
シャクナゲ
シロヤシオ
アカメモチ イワカガミ
アカメモチ
イワカガミ

囲炉裏村トップページへ      ホームページにもどる