平家岳

シャクナゲの平家岳
シャクナゲの平家岳

【日 時】2001年 5月19日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】平家岳(1422m)
【山 域】福井
【ルート】 (12:15)駐車場--(13:40)第二鉄塔--(14:50)山頂--
(17:35)駐車場
【所要時間】5時間20分
【メンバー 】単独


MLでシャクナゲの満開の報告のあった平家岳に出掛ける。岐阜羽島から高速に乗り車を走らせていると白鳥付近でアクセルを踏むと大きな音を発てるようになった。水温など車の走行には影響ないと判断し先に進む。

158号線に入り、九頭龍湖に掛かる箱ヶ瀬橋を渡る。湖沿いに進み平家岳の案内標識に従い面内橋を渡ったところを左折する。ここから面谷川沿いのダート道になる。道路脇に薄紫のフジの花が咲いている。面内川を左岸から右岸に渡ると赤茶けた露岩の鉱山跡が現れる。暫く進むと駐車場があり「平家岳登山入口」と白字で書かれた小さな青いプレートがある。車が数台停まっていた。車も通れそうな道が続いていたので先に進む。行き止まりは車が3台ほど停まれるスペースがあり、先客が一台停まっていた。

準備を整え出発。谷に掛かる橋が捩れており渡り難い。緑葉の自然林の中の急坂となる。一度開けた岩場に出る。登って来た方を振り返れば綺麗なピークが望まれる。この山の名は判らない。蕾のドウダンツツジを見つける。人気の山の様子で道はシッカリと踏まれている。
鉄塔から 井岸山から
鉄塔から
井岸山から
同じような自然林の急坂が続く。途中大きな桧の木があった。下山者と出会い沢山の人が入っていることを伝えられる。ここからひと登りで稜線に着く。一旦下るとシャクナゲが現れる。ブナの林の中にミツバツツジが鮮やかである。

ジグザクの坂道を登る。下山者と行き交う。通り雨が降ってきたが直ぐ止む。ヒョッコリ切り開きのある鉄塔に出る。シャクナゲとタムシバが群生しており何れもが満開の盛況である。通常は日陰に咲くシャクナゲがここでは陽光の中にピンクの花を咲かせている。

送電線の維持路のようで切り開かれた道が続く。足元にはショウジョウバカマ・イチリンソウが咲き、まさに花道の状態となる。二番目の鉄塔のところで休憩する。

緩やかな傾斜が続く。一番高い鉄塔に達する。十数人の団体と行き交う。平家岳が初めて顔を出す。尾根を右に捲くように平坦な道を進む。右に曲がる。正面に井岸山と平家岳見える。送電線は東の美濃平家方面へ伸びている。

下り道となりイワカガミ・ハルリンドウが道端に咲いている。下からの道と出会うがこのルートは何処から登っているのだろうか。ブナ林のジワジワとした登り道となる。左の斜面には残雪もある。ブナ林の中もシャクナゲ・タムシバ・ミツバツツジが咲いている。井岸山山頂は美濃平家からの尾根と出会い左門岳への尾根と続いていた。

一旦大きく下り最後の登りとなる。見通しの利く低木帯となり足元にはカタクリが咲いて、急坂の苦しみを和らげてくれる。頂部にもシャクナゲ・タムシバが咲いていた。午後遅くなり山頂は私一人であった。二等三角点と割れた板の山頂標識がある。先日登った左門岳やドウの天井・能郷白山・部子山・荒島岳・経ヶ岳などは判別できたが白山など遠きは望めなかった。

下山にかかる。天候が不安定の様子で西の方から雲が流れてきた。井岸山からの下りで通り雨になったが直ぐ止む。周りの景観を楽しみながら、草花を撮影する。

車のところに戻り、帰路に就く。ラジオでは桑名の航空機事故を報じており驚く。一度6時頃通じた電話もそのうち通じなくなる。播磨は桑名駅から養老線の一駅目で私の住んでいるところから1KMほどにある。幸いにも何もなかったが航空機事故の怖さを再認識するものであった。


平家岳の草花木

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