大千軒岳

大千軒岳から前千軒方面を望む
大千軒岳から前千軒方面を望む

【日 時】2001年 5月28日(月)
【天 候】晴れ
【山 名】大千軒岳(1422m)
【山 域】北海道
【ルート】 (8:30)松前新道登山口--(9:35)大千軒岳山頂--(10:45)松前新道登山口==
【所要時間】2時間15分
【メンバー 】単独


松前は今まで訪れたことはない。目を覚ますと青森の竜飛岬が真近に望まれた。松前城や、藩屋敷跡を訪ねる。松前のサクラは北海道で一番先に咲くところだ。

前夜、民宿の人から大千軒岳に行く林道に付いて教えもらった。及部川に沿う林道は登山口まで二十数キロで石崎には抜けられないとの案内板がある。全体的には平坦なダートであるが、迂回路のような箇所がありこの間はかなりデコボコした道となる。かなり走って旧コース登山道を右に見送り、先に進むと大きな駐車場のある新コースの登山口に着く。登山届ボックスや案内板もある。

山頂付近には雲が掛かっているが、駐車場に車を停め身支度を整え出発する。明るい林でブナの大きな木の中にツツジが咲いている。少し雪の残っている所もある。暫く登り、開けた明るい所に出るあたりから黄色い花やシラネアオイが迎えてくれる。高山植物盗掘パトロール中の青いノボリがあった。
大千軒岳 ブナ林
大千軒岳
ブナ林
稜線に出ると低木帯となる。暑く感じ、冬用の下着を脱ぐ。エゾコザクラ・シラネアオイが日当りの良いところに鮮やかに咲いている。山頂直下のお花畑ではカタクリが加わり紫系の花で一杯だった。

山頂には一等三角点と山頂標識があった。朝の雲が上空に残り遥か遠望までは利かなかったが、旧松前コースの残雪の稜線、前千軒・千軒平などから麓に広がる伸びやかな風景が望まれた。また石崎方面に林道が山の頂上付近まで延びていた。東北方向にも立派に見える山があったが名前は判らない。千軒平まで降りることも考えたが今後の予定もあり、本日はここまでとする。

簡単に辿り着いてしまった山頂だが、これも林道あっての登頂である。元来た道を引き返し車のところに戻る。林道は石崎へは抜けられないと案内があった。松前に引き返し日本海岸沿いに走る。

風力発電の風車を松前、上の国、江差、瀬棚の4箇所で見かける。江差の開陽丸を見学。奥尻地震対策の波止めのような施設が瀬棚にあった。島牧から狩場山登山口を確認し、千走温泉にて素泊まりとなる。


大千軒岳の草花木

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