樽前山・徳舜瞥山・ホロホロ山

樽前山
樽前山

【日 時】2001年 6月 1日(金)
【天 候】晴れ後曇り
【山 名】樽前山(1023m)・徳舜瞥山(1309m)・ホロホロ山(1322m)
【山 域】北海道
【ルート】 (8:00)七合目--(8:45)樽前山--(9:35)七合目==
(10:10)苔の洞門入り口--(10:25)苔の洞門--(10:40)苔の洞門入り口==
(11:30)登山口--(13:50)ホロホロ山--(15:40)登山口
【所要時間】1時間35分・4時間10分
【メンバー 】単独


本日は午後から下り坂との天気予報であった。朝、支笏湖湖畔に出てみると風が強く山頂部にガスが掛かっていた。同宿した山梨から来た人は15〜20日の北海道を廻る予定だそうな。(羨ましい)

民宿で朝食を摂り樽前山7合目登山口に着いたのが、8時であった。山荘とトイレの完備した登山口である。私の車以外、駐車している車はなかった。

活火山の注意事項の看板がある。広い道で脇には黄色い花が満開であった。対面に不風死山が望まれる。森林帯を抜けると火山岩帯となりアオノツガザクラが群生している。大きな裾野を抱いた山で火山岩帯の下に広い森林帯を有している。

火口に到着するが西風が強い。東峰に向かうが噴煙が流れる。雲の動きが早くドームが見え隠れする。強風の為ドーム一周は諦める。

一人登山者が現れるが風が強く引き返す。本日は風が強いのでこれから漁岳に向かうとのこと。
東峰 徳舜瞥山
東峰
徳舜瞥山
登山口に戻る。数人の登山者が準備していた。車を走らせ苔の洞門を訪ねる。観光客も多い。上空の雲は晴れ恵庭の鋭鋒・樽前山のドームも望まれるようになった。

徳舜瞥山・ホロホロ山に向かうが、途中「キノコ汁100円」の看板につられ道草となる。大滝村役場でルートを確認する。国道から県道に入りホロホロ山登山口まで3KMの標識に従う。途中で通行止めになっておりここに駐車して出発。

山頂付近は雲が掛かっていた。先に進むと、登山口直前で道路が抉られて、傍に靴紐のない登山靴があった。石碑などのある登山口を後に、先に進むが谷沿いに道が崩壊して、ゴロゴロした石や抉られた箇所があった。水場までこのような状態が続く。

道端にはサンカヨウ・エンレイソウ・ミヤマエンレイソウソウなどが咲いていた。大滝コースからの道と出会う。山頂近くになると西風が強くなる。徳舜瞥山山頂に到着。

一旦大きく下る。徳舜瞥山が風除けになって暫く風のない状態になる。数メートルほどの視界と強風の登山となる。道は平坦でハッキリしており風は追い風でアッいうまにホロホロ山山頂に到着。期待していた特徴ある両山の眺望も全く期待できない状況で直ぐに山頂を後にする。

帰路は強風の向かい風になる。徳舜瞥山の裏に入ると風が収まりホッとする。徳舜瞥山の下りになり視界が開ける。麓の田園風景を垣間見る。トドマツの低木帯を少し下ると高木の樹林帯となる。
苔の洞門 抉られた道
苔の洞門
抉られた道
本日は誰も登山者はいないと思っていたが、老夫婦が登って来た。「ホロホロ山まで30分で行けますか」と問われる。

車の所に戻る。三階滝を廻っていたら、予報通り雨がポツリポツリ降ってきた。

倶知安から小樽方面に向かう。乗船手続きを済ませ風呂に入り、マイカル小樽でお土産を購入する。フェリーは南西の風をまともに受けた。揺れる船で一昼夜過ごし若干船酔いになる。船から降り2時間弱で無事帰宅する。


追記:今回の山行で首筋・脇腹・脇に虫に噛まれた。虫の大きさは米粒大で茶褐色系である。私は血が妙に固まったのだと思い込み、帰宅して家内から虫が付いていると指摘されるまで気がつかなかった。首筋が明らかに腫れ出したのは神威岳辺りからだったと記憶してしる。このような食いついて離れない虫との遭遇は初めてで、日高は熊より虫の方が怖いという印象である。
#数日間この虫を付けて行動していた自分が間抜けに思える。

上記の文を北海道のMLに投稿したところ、「マダニ」についての体験談、「ライム病」についての説明に関するURLを教えて頂いた。情報を提供して頂いた方に感謝する。

●「マダニ」についての体験談
  http://village.infoweb.ne.jp/~yoshio49/daiary1.htm
●「ライム病」について
  http://idsc.nih.go.jp/iasr/18/205/dj205-4.html
  http://www_pharm.u-shizuoka-ken.ac.jp/~bisei/text/masuzawa/lymedisease.html
  http://www.yamatake.co.jp/japan/04save/save/science/9811_02.htm


樽前山・徳舜瞥山・ホロホロ山の草花木

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