笠形山・千ヶ峰

千ヶ峰から笠形山方面
千ヶ峰から笠形山方面

【日 時】2001年 6月16日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】笠形山(939m)・千ヶ峰(1005m)
【山 域】兵庫
【ルート】 (12:20)船坂峠瀬加登山口--(13:10)笠形山--(14:05)船坂峠瀬加登山口==
(16:00)三谷登山口--(16:50)分岐--(17:20)千ヶ峰--(18:30)三谷登山口
【所要時間】1時間45分・2時間30分
【メンバー 】単独


先週はダニ治療のため山には行けずだった。静岡など東の天候予報は曇りだったので、西に向かうことにする。栗東から高速に乗るつもりで23号線を走らせていた。しかし、交通事故の為、名神の栗東〜京都南は完全に通行止めのニュースが入ったので亀山から名阪に変更する。近畿道から中国道に入り 神崎で降りる。国道312から県道に入り船坂峠の鳥居のある瀬加登山口に着いたのが12時過ぎであった。

身支度を整え出発する。車道を歩き標識に従い右折し、笠形寺の脇道を通過する。車道に沿った植林の道を暫く進む。休み堂と書かれた東屋のところから車道になる。急坂の車道を暫く進むと車道の終点となり、傍らに東屋がある。幅の広い植林の急な山道を登ると笠形神社が現れる。この高度で無人の立派な4つの建屋が現れ驚く。神木の大きな古木や、姫路城の柱に使用された木の記念石がある。

トラバース気味に鬱蒼とした植林の中を進む。水音が聞こえる。ベンチのある見晴らしの良い開けたところに出る。樹林帯の急坂となり、仙人岩コースのルートと出会う。開けたところに出ると上方に山頂の一画が望まれる。道の両脇には網ネットが張られている。ここから一気の木の階段の急登となる。岡部川源流の標識を左に見送り笠ノ丸に到着する。トイレのある休憩所で木の間越しに笠形山山頂が望まれる。案内板があるが今ひとつの眺望である。
笠形神社の神木 笠形山から南方向
笠形神社の神木
笠形山から南方向
一旦大きく下る。少し泥濘状態となる。アップダウン道を進む。標識があり幾つかのルートが交錯する。途中「九合目」の標識が現れる。抉られた一気の坂道を登り切ると展望の山頂となる。山頂には一等三角点と東屋が2つあった。北に見えるはずの千ヶ峰はどの山かよく分からない。辺りにいた人に聞いても「登ったことはあるが分らない」とのことだった。南は海岸線は見えなかったが、山の間に田園風景が広がっていた。滝コースに廻ると時間が掛かりそうなので、来た道を戻る。

車のところに戻り、船坂トンネルを越え県道を八千代町から加美町に至り国道427に出る。「ほたる祭り」のノボリが道路脇にあった。千ヶ峰の案内標識に従い門村を左折する。ハーモニーパークでは赤と黄色に袋をつけたブドウ?かリンゴ?の木棚が目に入った。三谷登山口は大きな駐車場とトイレがあり、夫婦の下山者がいた。

植林帯の谷沿いの道となる。川音を聞きながら暫く進むと滝が現れる。下が雌滝で上が雄滝でそれぞれ特徴がある。雌滝はやや急な滑滝で流速に乗った二次波が派生し雪の様に落下していた。雄滝は高さと流路の広がりに見ごたえがある。

滝の左岸を登り上部の河床を右岸に渡る。谷から離れ、木の階段の一気の急登となる。岩座新道ルートと出会う。一服する。

広滑樹林の中で一旦傾斜が緩む。笹が現れ始めると最後の急坂となる。笹原の中にレンゲツツジ、ウツギなどが咲いている。急坂を登り詰めると展望の山頂が待っていた。

笠形山からは判別の難しかった稜線の山々がここから眺めると驚くほどハッキリと判別できる。市原コースへ伸びる稜線が大きく広がる。この山は播州の中心に位置するのか、辺りは山また山の世界である。山頂には二等三角点と宗教的な標石、ベンチがあった。
雄滝 千ヶ峰山頂
雄滝
千ヶ峰山頂
来た道を戻る。国道427から9号線に入り、八鹿の道の駅で温泉に入る。ガソリンを満タンにし、蒲生トンネル手前を左折し、河合谷登山口に23時頃到着。

兵庫はグリーンボランティアでは先進的な県である。両山とも間伐が行き届き、落ち着いた山であった。


笠形山・千ヶ峰の草花木

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