扇ノ山・但馬妙見山

扇ノ山のブナ林
扇ノ山のブナ林

【日 時】2001年 6月17日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】扇ノ山(1310m)・但馬妙見山(1139m)
【山 域】兵庫
【ルート】 (4:55)河合谷登山口--(6:10)扇ノ山--(7:15)河合谷登山口==
(9:40)登山口--(11:10)但馬妙見山--(12:00)登山口
【所要時間】2時間20分・2時間20分
【メンバー 】単独


河合谷登山口では2台の車が夜中エンジンを掛けて待機していたので十分な睡眠は取れなかった。朝起きてみると、待機していた車体には「ストーカーパトロール」と書かれていた。

調理パンを詰め込み、身支度を整え出発。タニウツギが満開である。アスファルトの車道から山道に入る。少し泥濘がある。手強そうな木に囲まれているが、道は平坦で歩き易い。小ズッコ小屋からの道と出会う。

道脇にはギンリョウソウが多く咲いている。暫く進むとブナの林となる。落ち葉の道が真直ぐに伸びる。林の中に暁光が射し幾種類かの鳥の声がこだまする。大ズッコ手前まで平坦な道を快適に進む。

坂道となる。早朝で肉体はまだ眠りの中のようで、喘ぎながらの登りとなる。大ズッコを登り切ると、一気の下りとなる。前方にその名の通り扇を広げた山稜が木の間越しに望まれる。

登り返すと展望台が現れる。鳥取砂丘や市街、海岸線が望まれる。

緩やかにひと登りすると山頂に到着する。立派なガラス張りの避難小屋があった。戸をガラガラと開けると階段の下に三足の靴があり、二階でモゾモゾと音がした。二階で睡眠していた人を起してしまった。一応小屋の様子を確認し、外に出る。景観は今ひとつで鉢伏山や氷ノ山が木の間から望まれる程度であった。三角点と2〜3の登路の標識があった。

来た道を引き返し、車のところに戻る。土山高原などを巡る。国道9号線を走らせ八鹿から林道に入る。妙見山キャンプ場の下に駐車する。日が上がり蒸し暑くなる。
扇ノ山山頂避難小屋 妙見山山頂
扇ノ山山頂避難小屋
妙見山山頂
道端に沢山の白い花が咲いている。キャンプ管理舎を左に見ながら車道を進む。車道の終点に着くが、そのまま真直ぐに続く薄い踏み跡を追う。怪しいと思いながら暫く進むが、踏み跡も消え道に迷ったことを認識する。車道終点に戻り辺りを見回すと、大ナルと書かれた木がありそこから木の階段が続いていた。思わぬロスとなった。

大きな杉の木が自然林と混じり、樹林密度も自然状態となっていた。ジグザグの道となる。端正な扇ノ山の林と比べるとこの森は荒々しささえ覚える。

展望所の標識のあるところから笹が刈り払われていた。直射日光が当たり汗が吹き出る。作業中の様子で刈り払いの機械が放置されていた。

笹が蔽う緩やかな道を辿ると山頂に到着する。二等三角点の展望は今ひとつだが、山深さは十分に感じさせるものであった。途中人に会わず、皆妙見新道へ下ったようだった。新道へは降りず元来た道を戻る。

キャンプ場近くで花を撮る。車に戻る。八鹿の道の駅で温泉に入る。和田山から播但道/中国自動車/名神/1号/東名阪と乗り継ぎ帰宅する。


扇ノ山・但馬妙見山の草花木

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