鍬崎山

鍬崎山
鍬崎山

【日 時】2001年 7月 7日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】鍬崎山(2090m)
【山 域】富山
【ルート】 (9:50)ゴンドラ終点--(11:00)大品山--(12:00)1756ピーク--
(13:40)桑崎山--(15:40)大品山--(16:30)ゴンドラ終点
【所要時間】6時間40分
【メンバー 】単独


週末の天気予報が直前になるまでハッキリしない。快晴マークの出た北陸地方に出掛ける。桑崎山は昨年奥大日岳に登った翌日に登るつもりでいたが、栗巣野コースは発電水槽から上部は道が判らず諦めた。今回はゴンドラの尾根で登ることにする。

朝5時30分に自宅を出発し、関が原から高速に乗り北陸道立山で降りる。天気予報とは裏腹に低い雲が漂い、雨のポツリとフロントに当たる。立山山麓にゴンドラ駅の前に9時20分頃に到着する。ゴンドラの一番下の中継塔辺りから霧が掛かっている。雨は降りそうにないが、天気予報に裏切られた気持ちであった。

往復の切符を購入し、置いていた簡易地図を拝借し、ゴンドラに乗り込む。乗船客が来た都度ゴンドラを出発させている様子であった。直ぐに霧に包まれる。終点駅の係員から最終便が16時30分であることを告げられる。山頂駅の廻りにはニッコウキスゲが咲いていた。山の展望案内板があったが生憎の霧の中である。
ゴンドラから立山山麓 立山・剣・大日方面
ゴンドラから立山山麓
立山・剣・大日方面
所々に木道が掛かる平坦な森の道を進む。300M毎に標識がある。迂回路の標識にあるところから緩やかにひと登りしたところが瀬戸蔵山であった。大品山までは遊歩道になっている様子で木の階段の整備された緩やかな道が続く。ギンリョウソウが咲いている。ブナの森でフンの絵から動物を当てるクイズの標識などがある。大品山は手前にベンチがあり下山者が寛いでいた。山頂は森の中でトイレがあった。雲が割れ鍬崎山が一瞬顔を出した。一服する。

少し進むと栗巣野からのルートと出会うがロープが張られており通行止めになっていた。(昨年このルートで来なかったのが正解だったようだ)情けなく思えるほど高度を下げる。横に溝が走る所から登り返しとなる。

大木を右折しゴゼンタチバナ・マイズルソウなどを眺めながら進む。道脇に残雪があった。ジリジリと急な登りとなるが、霧と涼風で気が休まる。ひと登りして1756m付近に達すると霧が晴れる。キバナシャクナゲが咲いている。前方に鍬崎山が望まれ、毛勝・剣岳・立山の大展望が広がる。

様相は一転し夏の太陽が直接当たり、ムンムンとした熱気に汗が吹き出る。天気予報が間違っていなかったことを思い知る。低木帯となり山頂までの300Mの標高差の登りはキツイものとなった。
山頂 有峰方面
山頂
有峰方面
山頂では先行していた地元の夫婦が標識横の南西から風が吹き上がる特等席で寛いでいた。平野部は雲海が広がり、1500M〜3000Mが晴れ3000M付近に雲が掛かるという状態になった。立山・剣・大日・毛勝・大日平・天狗平など御馴染みの眺望に加え、ここからは立山カルデラが望まれる筈であったが雲海の中に没していた。カルデラに落ち込む赤茶けた大崩がその片鱗を見せていた。南には有峰のダム湖が望まれ薬師岳に至る緩やかなスカイラインが伸びていた。

食事を摂り、写真を収め帰路に就く。単独行が上がってきた。雲海の景観を楽しみながらユックリ下山する。

ゴンドラで帰るか迷ったが夫婦も乗るという事で途中から最終便を目ざし、足を早める。時間に間に合う為に足を使うことは久しぶりである。なんとか間に合い、あと二人来る旨を告げ最終便に乗り込む。

車のところに戻る。国民宿舎の亀谷温泉に浸る。代金600円。国道8号線沿いのアピタ魚津で翌日の買い物を済ませる。七夕で花火が揚がっていた。朝日から高速に乗り糸魚川で降りる。大町まで国道148を走り扇沢で仮眠する。

鍬崎山の草花木

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