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【日 時】 | 2001年 7月15日(日) |
【天 候】 | 晴れ |
【山 名】 | 南駒ケ岳(2841m) |
【山 域】 | 岐阜・長野 |
【ルート】 |
(4:25)ゲート前--(5:25)登山口--(7:10)十二丁登り--(8:20)2411ピーク-- (9:20)2591ピーク--(10:25)南駒ヶ岳--(12:45)2591ピーク-- (14:00)2411ピーク--(16:00)ゲート前 |
【所要時間】 | 11時間35分 |
【メンバー 】 | 単独 |
南駒ヶ岳は昨年10月越百山には登ったが、仙涯嶺で引き返した。いつか日照時間の長い時にニワトリ小屋尾根からと登ろうと考えていた。朝、冷え込み、短パン半そででは寒気を感じた。4時に起き準備を始める。駐車している人にも起き出す人がいた。パンを食べ出発。 見覚えのあるゲートを越え、右のコスモへの案内のある道を進む。発電水路や飯場を見ながらコスモの登山口に達する。そのまま先に進むが整備が道路は進んでいない模様で林道はやや荒れていた。ニワトリ小屋橋を渡って鉄橋の掛かったゲートから南駒ケ岳登山口まで1時間の行程となる。休憩する。 ルートマップを確認すれば一気の急登となっている。さぁ行くぞと気合を掛け鉄橋を登る。が、暫く川沿いに下った後に登りとなる。川音を聞きながらフワフワとした松の落ち葉の道をジグザクに登る。ひと登りしたところに自動観測所の建物があった。 良い道が続くと思っていたが、ここから笹が覆い被さり朝露がズボンに滴る。その内、全身がずぶ濡れ状態となり、睡眠不足も手伝い早くもバテ気味となる。二度ほど十分な休憩を取り、このコース唯一のハッキリと文字の読める十二丁登りの標識に達する。ここまで2時間を要した。山頂まで4時間との案内があり、本日は諦めとの考えも頭を過ぎる。 鬱蒼とした倒木の急坂を抜けるとまたもや笹が覆い被さり、全身ずぶ濡れとなる。いい加減、嫌気がさして来た頃、開けた稜線のようなところに達し、展望が開ける。御岳・糸瀬山や越百山への稜線が望まれ気分も一新する。笹の高さも低くなる。視界の利かない原生林帯を登り切ると2411の三角点のあるピークとなる。
北に三の沢岳や空木岳が木の間から垣間見られたが、2591ピークに達した時は雲が湧き、遠望が失われていた。雲海の上に辛うじて御岳が望まれたのが救いであった。近景はケサ沢本谷を挟んで越百山・仙涯嶺のキレットが望まれた。目前に白い花崗岩の岩峰が取り巻く南駒ヶ岳が聳えて、行く手も長く感じられた。 一旦下るとお花畑となり、ヨツバシオガマ・コバオケイソウなどが咲いていた。今までの林の中から突然直射日光が照りつける稜線歩きとなる。キバナシャクナゲが丁度見頃であった。道には松が覆い、枝を払う毎に粉が飛び散った。細い尾根も現れこのルートの核心部となる。 岩場帯となる辺りで単独行に出会う。ルートは概ね山腹を右に捲くように取られていた。鎖場の下の岩天井の下部にはお花畑があった。肝心なところには赤ペンキがルートを示していた。2つ目の岩峰を乗越す辺りから左に捲くルートとなり、ヒョッコリ山頂に飛び出る。 残念ながら雲が湧き始め仙涯嶺の岩が時折見える程度の眺望となった。空木岳の稜線が垣間見れたがひと時であった。伊那側は良く晴れていたが夏の雲が湧いていた。ケサ沢本谷から風が吹き上がっていた。昼食タイムとなる。ニワトリ小屋尾根から単独行が登ってきて言葉を交わす。彼は越百を廻って下山するとのこと。
林道に降り暫く歩いているとポツリと雨が降ってきた。木の下で残った食料を平らげていると、一気に猛烈な夕立になった。雨は直ぐにあがったが、まだまだ余談を許さない状態であった。雨具を付け車のところに戻るとまた土砂降りの雨になった。早々に荷物を入れ、着替えを済ませ帰途に就く。 雨は林道走行中降っていたが国道19に出る頃には小止みになっていた。 |
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