三の峰

避難小屋を望む
避難小屋を望む

【日 時】2001年 8月 4日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】三の峰(2128m)
【山 域】石川・岐阜
【ルート】 (8:10)登山口--(9:40)六本桧--(10:40)剣ヶ岩--
(12:00)三の峰--(13:20)避難小屋--(16:10)登山口
【所要時間】8時間00分
【メンバー 】二人


三の峰は白山山系別山の南に位置する山で赤兎方面と石徹白方面と山嶺を別ける位置にある。家内は久しぶりの山行になる。

朝4時40分自宅を出発する。木曽三河公園辺りは霧が発生していた。岐阜羽島から高速に乗る。白鳥ICから有料道を使い九頭竜川沿のダム沿いに下る。昼食の食料を調達していなかったのでコンビニをあてにしていたが、国道沿いにはらしきものは見当たらない。荒島岳登山口のある勝原の鳩ヶ湯の標識から国道を右折し林道に入る。赤兎登山口の案内のある鳩ヶ湯を左に見ながら先に進むとキャンプ場の駐車場がある。車を停めて準備をしていると上から車が降りてきた。車に乗り込み先に進む。終点が刈込池・三の峰の駐車場で十数台の車が停まっていた。

本日は長丁場になることを念頭に身支度を整え出発する。少し進むと栗の大木に出会う。下ると水場がありダートの林道に出る。刈込池への橋が掛かっていた。林道は太陽が直射当たる。道路脇にツリガネニンジンが咲いている。橋を二つ渡って少し先に三の峰登山口があった。
栗の大木 剣ヶ岩
栗の大木
剣ヶ岩
イキナリの急坂となるが林の中は日光は遮られる。地図を見るとこのまま急坂が続くと思われたが、緩やかな登りとなる。トラバース気味に谷沿いに進む。左の谷と別れる。白山登山道と書かれた白杭を右に見る。見通しの利かない山道を進むと稜線あたりから歓声が聞こえた。ひと登りすると六本桧に稜線にでる。杉峠と三の峰の標識がある。西側の展望が開け、辿ってきた打波川の谷間や経ヶ岳が望まれる。エリアマップのコースタイムは少し長めであった。休憩する。

時々風が吹き抜ける、ブナの林の平坦な稜線の道を抜ける。低い笹の道となり前方が開ける。剣ヶ岩が望まれるが、生憎それより上部は雲が掛かっている。岩場の下部はお花畑になっている様子であった。右に捲き気味に登ると剣ヶ岩の標識があった。

尾根上の道となり高度を上げるに従い、シモツケ・ツリガネニンジン・マルバダケブキ・クガイソウ・ナツムシソウなど百花繚乱の状態となる。黒坊上平を抜け、避難小屋への急坂への取り付きで一時雲が晴れ、三の峰が現れる。岩混じりの滑りやすい急坂を登り、満開状態のお花畑を見ながら少し休憩する。

夫婦連れがユックリ下山して来る。ガスが掛かり停まっていれば寒く感じられる。少し登り、左に緩やかに進むと、赤い屋根の避難小屋が現れ、石徹白側からの登山道と合流する。石徹白側は晴れていた。小屋の中では数人の人が寛いでいた。
山頂 ぶな林
山頂
ぶな林
家内は快調な足どりで12:00に三の峰に到着する。夫婦と単独行が寛いでいた。生憎ガスが流れ眺望は利かない。昼食タイムとなる。

早朝に出て別山まで行った人が数組戻ってきた。クロユリはもう遅いがニッコウキスゲは沢山咲いていたとのことであった。予定より早く到着したので、別山平の方向に歩き始める。少し下ると斜面にニッコウキスゲが咲いていた。道は更に下りとなり、これでは登り返しが辛くなると考え、引き返す。

避難小屋に達した頃にはガスが立ち込め、二の峰は諦める。視界も落ち始め、下山するに従い、ガスが濃くなる。一雨来そうな気配となる。この時間でも登って来る人がいたが、小屋泊まりであろうか。森林帯まで足を早めるが剣ヶ岩付近から下は晴れており、森林帯の直前では暑い夏の日差しとなっていた。林の中に入り六本桧の手前で休憩する。

久しぶりの家内は下りでマメを作ってしまったようだ。駐車場手前の水場で一息入れ車のところに戻る。

帰りに一風呂と考えていた、鳩ヶ湯は営業時間が10:00〜14:00であった。往路で見かけた国道沿いの九頭竜温泉に浸り帰路に就く。

木曽三河公園付近では長島温泉の花火が望まれた。夜間遠方から望む花火の高度は低く感じられた。



三の峰の草花木

囲炉裏村トップページへ      ホームページにもどる