摩耶山

摩耶山から鑓ヶ峰
摩耶山から鑓ヶ峰

【日 時】2001年 8月11日(日)
【天 候】曇り
【山 名】摩耶山(1020m)
【山 域】山形
【ルート】 (6:00)瀬戸橋登山口--(7:00)七つ滝出会--(7:35)追分--
(8:40)摩耶山山頂--(10:05)瀬戸橋登山口
【所要時間】4時間05分
【メンバー 】二人


夏期の連休は今年二度目の東北に出掛ける。今回は家内と同伴である。仕事を終え10日の夜から出発する予定であったが、週間天気予報では東北地方は前半は雨模様であったので、11日を移動日とし新潟市を目指す。

朝8:30家を出発する。岐阜羽島から高速に乗るが名神の下りは激しい渋滞になっていた。中央高速もジャンクション付近で断続的な渋滞に嵌る。妙高付近で少し雨に当たる。新潟東で高速を降りる。日が暮れ、村上市の海岸沿いの瀬波温泉に入る。

明日の登山に備えコンビニで食料を買い込む。温海から国道345に入り関川峠を越える。越沢登山口が判らず、越沢集落付近で車中泊となる。

夜間、雨が降っていたが起き出した頃には止んでいたが、空は曇っていた。地図を確認すると越沢登山口は少し関川峠に戻ったところにあった。ダートの林道を伏拝川沿いに進む。田圃の脇には多くの花をつけたオニユリが咲いていた。大きな木のある摩耶山神社跡を右に見ると直ぐに橋を渡る。傍にテントが張って、三人が朝餉中であった。ここが登山口と気付かず、これより先道路が荒れているとの標識があるにも拘わらずそのまま林道を直進する。坂の傾斜が強くなり、道路も荒れ気味になる。登る程傾斜が強くなり、とうとう私の車では登られない状態になった。ズルズルとバックしUターンできる場所まで下がる。確認の為車外に出ると、虫が猛烈に纏わりついてきた。慌てて車内に引き返すが、何匹かが車内に飛び込んできた。地図を確かめ、登山口を過ぎてしまったことを認識する。すぐに車を移動するが、運転中に右足の脹脛を噛まれた。橋のところに戻る。ガイドブックで瀬戸橋を確認する。瀬戸橋登山口には摩耶山のコースの説明板があった。

道路脇に車を停め、雨具を装着し出発する。谷沿いの平坦な道を進む。左岸に渡り岩っぽい場所を通過する。30分ほどで小浜の茶屋跡に着く。雨後故、滝の中尾根コースは諦め、本道コースを選択する。ここから登りとなる。出発して1時間ほどで七つ滝からの道と出会う。展望が得られ滝が望まれる。休憩する。

やや急坂となり、滑り易いところも多くなる。視界のない明るい濶葉樹林帯をひと登りすると稜線に飛び出る。ここが関川コースとの分岐点の追分になる。「この森が緑と水の源 庄内森林管理署」の大きな看板が立っている。稜線上の緩やかな道を暫く進むとウガイ清水の湧き水場となる。直ぐ上に七合目避難小屋がある。休憩する。
摩耶山から東側を望む 六体の地蔵さん
摩耶山から東側を望む
六体の地蔵さん
左に山頂らしい頂きを見ながら平坦な道を進み、天王峯の大杉の七合目を右に見る。鼻くぐり坂の標識があり、尾根の急坂となり、ひと登りすると六体の地蔵さんが現れる。さらに登ると奥の宮神社に到達する。

山頂の一角と思われたが、道は続き倉沢コースの標識が足元に現れる。一気に視界が開け奥摩耶といわれる大きなピナクルが背後に望まれる。一投足で山頂に達する。一等三角点があり山頂は細長くなっていた。雨後で雲がたなびき視界は今一つだが、鑓ヶ峰の壁が遥か下の谷まで一気に落ちている。遠望が利けば月山・鳥海山・朝日連峰が望まれるようであった。暫し食事タイムとなる。

帰路は来た道を帰る。結局、行動中雨には当たらず、誰にも会わなかった。車のところに戻る。

取り敢えず、温泉で汗を流すため、湯田川温泉に向かう。温泉地らしい共同風呂で近くの商店の人が鍵を持っていた。150円払ってドアを開けてもらい、湯に浸る。
湯田川温泉 立川の風車村
湯田川温泉
立川の風車村
明日の神室山のため「秋の宮温泉」の宿泊所を目指す。途中、立川の風車村に立ち寄る。この辺りは気圧の関係で南東風の「ダシ」と言われる風の吹く地域であった。最上川沿いに吹く10m前後の風を利用し6基の風力発電用の風車が回っていた。風車村の展示館では風や風車の展示パネルがあり、文化祭でエコ活動がテーマの家内はカメラに収めていた。風車村を後に最上川沿いに遡るとダム湖でWSFをしていた。

韓国風の道の駅で食事を摂る。夕暮れに「秋の宮温泉」の宿泊所に着き、本日2度目の湯に浸る。


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