太平山

太平山
太平山

【日 時】2001年 8月15日(水)
【天 候】晴れ
【山 名】太平山(1170m)
【山 域】秋田
【ルート】 (6:10)旭又キャンプ場--(6:55)神社--(8:10)御手洗--
(9:10)太平山山頂(9:55)--(10:30)御手洗--(11:40)神社--
(12:10)旭又キャンプ場
【所要時間】6時間00分
【メンバー 】二人


太平山は秋田市の東に位置する山である。旭又キャンプ場は川を挟んで駐車場の対岸にある。家族連れのグループは夜、花火をしていた。川沿いにテントを張るのは南アの北沢峠以来である。朝起きて、駐車場のトイレを利用する。テントを張らずに車中泊をしている人もいた様子で、外に出て支度をしている車を2・3見掛ける。テントは朝露が付いていたので下山後撤収することにする。

テント内を整理し車のところでザックの準備を整える。橋を渡り馬場目岳の標識を左に見ながら真直ぐに進む。少し登ると細い林道と交差し、赤倉岳の分岐となる。平坦な川沿いの道を進む。30分ほどで石の階段で補強された弟子還沢に掛かる橋を渡る。少し登ったところに御滝神社・山の神があった。この辺りは大きな杉の木が多い。木の根が出る道となる。本格的な登りとなり、直ぐに休憩する。
旭又キャンプ場 御滝神社
旭又キャンプ場
御滝神社
秋田市市民に親しまれている山の様子で道はシッカリと整備されている。晴天だが大木のブナなどの混じる濶葉樹林帯が直射日光を遮り快適な歩行となる。ふと後ろを振り返るとポーチバッグを腰に捲いた人が走って登って行った。

御手洗は大きな濶葉樹の中に湧き水が流れ格好の休憩場所であった。清水で喉を潤し汗を拭き取った後、ベンチで一休みしていると、鈴を鳴らしながら年配の人が元気良く登って来た。秋田市の人で太平山は何度も登っているとのことであった。清掃登山をしているそうで以前と比較して山はかなり綺麗になったとのことであった。近日中に鳥海山や男鹿半島の山に清掃登山に出掛けると言っていた。

ここからの道も急坂であった。喘ぎ喘ぎ登っていると、朝走って行った人がもう降りてきた。ヒョッコリ稜線に飛び出し、視界が一気に開ける。吊鐘と赤倉岳へ分岐標識がある。前方には鉄の鳥居と山頂小屋が望まれる。

鳥居を潜り木の階段を登れば山頂に到着する。晴天ではあるが東側は雲が湧き遠望は利かない。馬場目岳から赤倉岳と本峰へのルートは綺麗に望まれるが剣方面はガスが掛かっていた。北には遠く昨日登った森吉山が端正な姿で望まれた。山頂には大きな社と山小屋があり、読経が聞こえていた。色々なルートがある様で、秋田市民に親しまれている山の印象を持った。2〜3組ほどの登山者が寛いでいた。暫し、昼食タイムとなる。
御手洗 馬場目岳から赤倉岳
御手洗
馬場目岳から赤倉岳
下山に掛かる。人気の山の様子で多くの登山者が登ってくる。御手洗で寛いでいた単独の女性と声を交わす。訛りが強く途中でいい加減に相槌を打って誤魔化す。標記されているコースタイムはかなり早く設定されていた。マイペースで下山してると登りで御手洗で話した年配の人が鈴を鳴らしながら一気に追い抜いて行った。ヒグラシが如何にも暑そうにミンミン鳴いていた。

旭又キャンプ場に戻り、テントを撤収し、車に詰め込む。駐車場には20〜30台位の車が駐車していた。キャンプ場の川は人で一杯だった。仁別国民の森の博物館を訪ねる。造林や木の説明など興味ある展示物があった。仁別国民の森ではアーチェリーの大会が行われていた。秋田温泉に浸り食事を取る。

ジャスコで食料を仕入れる。500mlペットボトル67円。

明日の和賀岳登山のため真木渓谷に入る。甘露水近くまで行ったが、通行禁止(通行止?)の標識があったので引き返す。少し戻った建物のあるところでテントを張っている人がいた。この日は真木渓谷で事故があり、狭い林道にも拘わらずパトカーや消防車が行き交っていた。和賀岳は諦め、真昼岳の赤倉登山口で仮眠する。


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