突然、X○肩になり右肩が十分挙げられない状態になった。ムリして肩を挙げなければ、痛みもなく通常の歩行には差し支えない。週末は遠出を考えていたが、リハビリも兼ねて近場の軽度なハイキングとする。車で2時間程度で行ける奥美濃の小白木山を目指すことにした。
左門岳、ドウノ天井などで御馴染みのルートを辿り、上大須ダム手前の道を左折し越波方面に向かう。道路脇にテッポウユリが咲いている。ウネウネとカーブを切りながら高度を稼ぐ。祠がある折越峠に着く。路肩に一台車が停まっている。
身支度を整え出発する。黒マジックで小白木山と書かれた鉄板のプレートが捻じ曲がった標柱に打鋲されている。硬ゴムの急な階段を手すりに掴まりながらひと登りする。地肌の出たガレを右に見ながら進む。送電線の巡視路になっていて道幅もひろく歩き易いが、肩が少し痛むのでユックリ休みながら進む。
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越山と能郷白山 | 根上がりのヒノキの大樹 |
少し進むと左折し急坂になる。右斜面が伐採されて視界が広がる。目指す山頂の2枚の反射板が望まれ、谷沿に地溝帯が真直ぐに温見峠に伸び、越山と能郷白山が左右に聳えていた。伐採地の端まで来ると、根上がりのヒノキの大樹があった。暫く進むとNO.29の鉄塔に出て、NO.32の鉄塔からのルートと出会う。巡視路の黄色い標識が賑やかである。
ブナ林を一気に下る。鞍部から開けたところに出てひと登りするとNO.27の鉄塔に出る。硬ゴムの急な階段路となる。登り詰めると見晴らしの利く緩い笹の尾根道になる。夫婦連れの下山者と出会い言葉を交わす。
並び立つ二枚の大きな反射板がこの山を特徴付けていた。二等三角点標柱の上に板の山頂標識が置いてあった。景観は東北に開け、能郷白山・越山・屏風山・左門岳・ドウの天井・日永・舟伏などが望まれた。殊に根尾富士といわれる屏風山が見事であった。
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小屋 | 屏風山 |
ガイドブックに案内のあった北西方向にあるNO.25の鉄塔と小屋を訪ねる。空身で尾根道を緩やかに下ると青い屋根の小屋と鉄塔が現れるが、小屋は開いておらず、背丈ほどの草が生い茂り展望は利かない。その先の道を暫く辿るが展望が得られるところはなかった。
反射板の山頂まで戻り、下山に掛かる。来た道を戻る。道端にはギンリョウソウやキノコが咲いていた。車のところに戻る。次回の山行のため、河内谷を遡行するが、途中ゲートがあり、屏風谷まで行けなかった。
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