片知山

片知山山頂
片知山山頂

【日 時】2001年 9月 8日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】片知山(966m)
【山 域】岐阜
【ルート】 (13:10)板山神社--(14:00)トチの老大木--(14:45)岩屋観音堂--(15:30)片知山--
(16:40)車道--(18:00)板山神社
【所要時間】5時間50分
【メンバー 】二人


本日は天気が悪いとの予報であったが、起きてみると晴れていた。昨日までの曇天と比較し、茹だるような夏の暑さが戻っていた。低山では酷暑の中での歩行となる。近場で谷沿いに歩けるルートを検討し、美濃市の北にある片知山に出かける。この辺りは高賀山や瓢ヶ岳の時、来たことがある。天気予報を確認し、朝11時ユックリ家を出る。時間が遅いので岐阜羽島から高速に乗り、美濃で降り登山口の板山神社に着いたのが1時であった。直射日光が強く集落上部に駐車する。身支度を整え出発する。

植林帯の薄暗い道を進む。鉄の橋を右岸に渡り、小屋を左に見ながら堰堤を越える。ミズヒキ・フシグロセンノウなどが道端に咲いている。緩やかな坂を谷沿いに登っていくと木の間から六段流しの滝が望まれる。前日来の雨で水量が多く迫力がある。大きな岩の点在するところに着くとトチの老大木と石地蔵がある。足元を見ると皮を被ったクリのような実があった。休憩するために腰を下すと上からボコッと大きな実が落ちてきた。山登りを忘れ、暫し「トチの実拾い」に興ずることとなる。
石地蔵 トチの老大木
石地蔵
トチの老大木
緩やかに登り左から流れる水場を通過する。この谷沿いに進むが直ぐに枯れ谷になる。標高600mの標識が現れる。ジグザグの三十三曲がりの急登となる。喘ぎながら登るが各カーブ毎に石地蔵が配され気分も和む。インド風な地蔵は制作の様を見ると、同じ人が彫られたようであった。前方に動物の声が聞こえ、先行者が居る様子だった。

三十三曲がりを登り切ると前方に大きな岩が現れ、その下に青い屋根の小屋があった。岩屋観音堂は錠が掛けられ拝観できなかった。少し進むと尾根に達し左折する。笹の尾根道となり風が通る。岩が点々と現れ、太鼓はさみ岩と謂われる大きな岩の間を抜ける。
岩屋観音堂 山頂
岩屋観音堂
山頂
急坂を登ると切開かれた山頂に出る。ずっと木陰の中だったので光が眩しくムンとする暑さを感じる。開かれてはいるが廻りは木に囲まれて遠望は利かない。三頭三角点・山頂標識と地図があり、西側にはススキが咲いていた。一服する。

帰路は周遊コースになっているふくべの森に降りる。急坂を下り、稜線を辿る。瓢ヶ岳方面への分岐から一気の下りとなる。水音が聞こえ沢沿いの道となる。先日の雨で非常に滑りやすくなっており、足元に注意を払いながら下る。思ったより時間が掛かるなぁと感じる頃、車道に飛び出す。ふくべの森には車が一台あった。

舗装道路は一様に下っており自然に歩は進む。道路脇には秋を思わせるアオツヅラフジ・アメリカヤマゴボウ・ハギ・タデ・クズなどがあった。板山神社に戻り、空見で集落の上の車を回収する。


片知山の草花木

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