水無山・綿向山

綿向山
綿向山

【日 時】2001年10月13日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】水無山(985m)・綿向山(1110m)
【山 域】滋賀
【ルート】 (13:05)林道--(13:35)文三ガレ鞍部--(14:10)水無山南峰--
(14:55)文三ガレ鞍部--(15:25)綿向山--(16:30)林道
【所要時間】3時間25分
【メンバー 】二人


週末は少し遠出を目論んでいたが、体調が今ひとつ勝れなかったので、鈴鹿に出掛ける。

三重県地方は快晴の予報であった。鈴北岳から茶野に下る予定で家を発ったが鞍掛峠は通行止の電光案内があった。行き先を変更し、石ぐれ峠を越える。車が数台停まっている。予報に反して雨がフロントを叩く。不老堂や割山の取付きを探すが良く判らない。

山登りは半ば諦め、永源寺ダム湖を下り南の水無山を目指す。和南、原を通り西明寺に着く。綿向山は数回登ったことがあるが全て表参道からである。蔵王ダムを越え平子から熊野の集落に入る。神社の滝山林道入口に通行止めの案内があったが行ける所まで行く。直ぐケーブル関係の工事をしていた。滝山林道は舗装とダートが入り混じり上に行くほど荒れた様相になる。最後の刈払いからは落石が多く道路脇に車を停める。天候は回復に向う様子で青空も望まれる。身支度を整え出発する。

雨後の林道はヌメリで滑りやすい。直ぐに道路は岩で埋め尽くされる。文三崩れの末端に取り付く。脆く崩れやすい斜面で地表は絶えず動いている様子である。トレースのない岩と砂の急坂を登る。数十メートル登り休憩する。雲が早く流れ青空が望まれる。

一般道に辿り着くには左にルートを採るのが安全である。左に落石防止ネットを見ながらカヤトの中を進み尾根の鞍部に達する。一般道に達しホッする。水無山・綿向山の案内標識がある。

平坦な道を進むと水無山への標識と南峰より先に道はないとの案内があった。岩場で夫婦の登山者に出会う。振り返ると綿向山と文三崩れが大きく望まれる。
文三崩れ 水無山
文三崩れ
水無山
水無山山頂は潅木の中で見通しは利かない。南峰に向かう。直ぐに足が竦むようなガレ場を通過する。開けた南峰でスッカリ晴れ渡った秋の眺望を楽しむ。眼前に綿向山と文三崩れが大きく広がる。綿向の背後には雨乞が望まれる。さらに御在所が微かに見える。ここからの鎌ヶ岳は北側が垂直に落ち込み変わった風貌に見える。水沢山・宮指路山・野登山・仙ヶ岳やサクラグチなども望まれる。家内が綿向山の方向を指して人が見えると言う。なるほど、山頂への階段へ向かう人や降りる人などが動いている。

時間もあるので綿向山に登って行く。北峰前のガレ場からは蔵王ダム湖が西日に映えていた。文三崩れのガレ場沿いのトレールを追う。鞍部からは一気の登りと考えていたが、すこし登ってから気持ちの良い林の細いトラバース道となる。マユミがかなり高いところに赤い実をつけている。表参道と出会う。

「金明水まで30M」の案内を右に見ながら笹の刈り払われたシッカリした道を進む。今しがた登った水無山が望まれる。階段を登る。社やモニュメントのある山頂に着く。10月11日は綿向山の日の白杭がある。登山者が一人、方向版を眺めていた。広々とした雨乞方面の眺めは秀逸だ。

眺望を楽しみ帰途に就く。家内は下りが苦手で文三崩れの下りで難渋する。車の所に戻る。林道を下るが工事現場でトラックが道を塞いでいた。声を掛けてみるが人の居る様子はない。何とか車を通そうとしていると、人が現れ難を逃れた。熊野神社を見物していると、御婆さんがタコ杉の説明をしてくれた。R477で帰途に就く。


水無山・綿向山の草花木

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