姥ヶ岳

ブナ林から姥ヶ岳
ブナ林から姥ヶ岳

【日 時】2001年10月20日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】姥ヶ岳(1454m)
【山 域】福井
【ルート】 (12:55)登山口--(14:05)休憩--(14:45)姥ヶ岳--
(16:35)登山口
【所要時間】3時間40分
【メンバー 】単独


日曜日はテストを控えているので遠出はできない。快晴無風の素晴らしい日和になった。屏風山に出掛けるつもりで出発するが、デジカメと携帯を忘れたことに気付き家に戻る。木曽三川公園沿いの河川敷一面に咲くアキノセイタカアワダチソウの黄色が今年は勢いを感じない。根尾から黒津に達した時には10時を廻っていた。屏風山を諦め越山に変更する。蝿帽子峠の案内を過ぎ、突堤のある越山への取り付きを探すが良く判らない。行き先を姥ヶ岳に変更する。

見上げると能郷白山が秋の彩りに覆われていた。温見峠の道路脇には車が溢れていた。登山口とは反対の稜線を辿って見る。稜線沿いに進めば越山や姥ヶ岳に行けそうに思えた。が、赤布はあるが踏み跡が薄くヤブっぽいので諦める。峠を越え、熊河で若丸山ルートを確認する。ダムを過ぎ熊河川に掛かる橋を渡る。暫く進んで橋を渡ってダートになる。ワインディングを繰り返す。鎖とゲートが現れ、辺りに駐車場や姥ヶ岳に標識などがある。意外と沢山の車が停まっている。

身支度を整え出発。車道を辿る。平家平は散策コースになっている。観光で来ている人が多い。トチの木広場を左に見送り車道を進むと道路の左に標識が現れる。ヤッと山道になる。紅葉の急坂をひと登りするとまた車道に出る。右手に作業小屋があり、車の横で団体が談笑している。振り返ると先週登った銀杏峰と部子山がユッタリとしたスカイラインを描いている。

少し進むと左に樹幹間隔の広いブナ林が開ける。右手に林道がここまで上がって終わっている。二組の下山者らしい人達が思い思いに寛いでいる。木の間から姥ヶ岳の山の端が望まれる。
能郷白山 山頂
能郷白山
山頂
緩やかにひと登りした後、一気の下りとなる。辺りは泥濘となり、水芭蕉群生地の標識がある。池には小さな緑の葉が生えていた。水芭蕉も木と同様に冬芽で越冬するのであろうか。単独の下山者と出会う。

落ち葉の傾斜の緩い道となる。紅葉の中には、もう葉がスッカリ涸れ落ちた木も混じる。やや急な坂を登ると平坦な道となる。進路が南になる辺りから笹が蔽い被さる。道は意外と痩せた感じになり、ヒョッコリ山頂に飛び出す。
ブナの林 銀杏峰
ブナの林
銀杏峰
大きな標識と二等三角点のある山頂は北に展望が開け白山の連嶺や荒島・経ヶ岳・加賀大日などが望まれた。先に続く道を10Mほど進む。能郷白山が眼前に現れ、眼下に越山らしい丸い稜線が望まれた。 南の眺望が開け、屏風・ドウの天井・左門・大白木・滝波などが望まれる。平家は美濃平家が判別できる程度であった。道はここで途切れ、温見峠から姥ヶ岳の遡行は残雪期でないと難しそうに思えた。帰途はきた道を辿る。

水芭蕉群生地からの登り返しが堪える。夕陽を浴びるブナの林、部子山・銀杏峰の眺めを楽しむ。全般に平坦な道で、帰路も同じくらい時間が掛かった。帰路、若丸山の林道を確認しているとアッと言う間に日没となった。


姥ヶ岳の草花木

囲炉裏村トップページへ      ホームページにもどる