屏風山

屏風山
屏風山

【日 時】2001年10月27日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】屏風山(1345m)
【山 域】岐阜
【ルート】 (11:20)林道ゲート前--(12:15)屏風山登山口--(12:40)取り付き--
(13:05)稜線--(13:25)休憩--(14:30)屏風山山頂--
(15:25)稜線--(16:00)取り付き--(17:15)林道ゲート前
【所要時間】5時間55分
【メンバー 】単独


根尾富士とも呼ばれる屏風山はこの辺りからとどこからでもその優美な姿を眺めることができる。今春、左門岳に登った時雪を抱いた屏風山を眺め感動した。ここ2週間この地方へ足を運んだが3週連続となってしまった。

長良川の堤防の道から穂積を抜けR157に入ると富ゆう柿の朝市が開かれていた。樽見から上大須ダム方面に向かい越波に向かう。大白木登山口は7〜9台の車が停まっていた。山越えの道を下り河内川に掛かる橋を渡り右折する。川沿いに遡りゲート前に駐車する。赤いゲートには鎖が巻かれ三段の数合わせ式の錠が掛けられていた。

身支度を整え出発する。早足で林道を歩く。平坦な林道で上部に行くほど谷底からの距離が大きくなる。谷底には大きな木が植生し辺りは豊かな紅葉になっている。1時間ほど歩くと車が3台停まっていた。屏風山登山口の標識があり林道はここで終点になっている様子であった。標識の後ろの道を下り突堤上部の川原を横切り屏風谷に入る。休憩する。
登山口 取り付き
登山口
取り付き
直ぐに堰堤に突き当たるが左(右岸)にトレースがある(堰堤脇にも鉄鋲がある)。谷の遡行となるが水量は少ない。テープ類も多く、道なりの遡行となる。右に2本目の細い滝を見送るとテープやプレートで賑やかな取り付きに達する。堰堤から15〜20分といったところ。
トラロープが掛かり一気の急登が始まる。道はハッキリしているが、息も付かせぬ急坂で木や木の根を掴みながら一歩一歩高度を稼ぐ。広葉樹の中に檜の大木が混じる道だが景色を楽しむゆとりはない。1時間ほど格闘の末、稜線に達する。休憩をとる。

右に谷音を聞く。石楠花や檜の木の根や笹の覆い被さる道で歩きにくい。紅葉の中から待望の山頂が望まれる。山頂へのトレールは意外にも左の稜線から伸びている様子であった。数人のグループと出会う。小さなアップダウンの後、登りに掛かる。
谷の紅葉 檜
谷の紅葉
二人の男性の後、単独行に出会う。「私より上手がいた」と言われる。一気の登りとなる。振り返ると左門岳や平家岳が望まれる。檜の大木が消えると立木の背が低くなり、立ち枯れの木の下部辺りから笹原となる。頂への道が望まれる。竹を掴みながらひと登りで山頂に達する。

二等三角点のニの字の上が欠けて一等三角点と読める。高屋・小白木・ドウの天井・左門・平家・荒島・銀杏・部子・姥・能郷白山などがハッキリのぞまれるが白山方面は霞んでいる。東側に広がる自然林が燃えるような紅葉だった。切り開きの周りの笹の背が伸びている。景色を楽しんで下りの準備をしていると、ガサガサと笹音を発てながら単独行が登ってきた。この辺りの山には詳しい様子で、山の同定に快く応じてくれた。彼もゲート前に車を置いて登山口まで林道歩きをしてきたとの事だった。登山口の車に不快感を示していたが、以前来たときは登山口まで車で来れたとも言っていた。滝波山の話なども聞かせて頂いた。

先に山頂を失敬したが、アッと言う間に追い越していった。紅葉などを写真に収め、日没の5時までに林道に達するようユックリ下山する。意外と早く稜線から下りに掛かる。谷への一気の下りは足場を確認しながらの下りとなる。16時25分に登山口に達する。帰りも林道歩きは長く感じられた。


屏風山の草花木

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