金草岳

金草岳
金草岳

【日 時】2001年11月 4日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】金草岳(1227m)
【山 域】福井・岐阜
【ルート】 (8:45)冠山峠--(9:15)布滝の頭--(9:55)冠山峠==
(10:25)ソバコマタ林道--(11:00)桧尾峠--(12:25)金草岳(13:00)--
(13:40)桧尾峠--(14:25)ソバコマタ林道
【所要時間】4時間00分
【メンバー 】4人


本日は久々にMZ氏・AS氏・TZ氏との合同の山行である。メンバーは以前の会社の同僚である。MZ氏宅に集合し出発する。横山ダムを越え藤橋城で休憩する。徳山ダムの建設現場を右に見ながらダム用に作られたトンネルを抜け徳山集落跡を通過する。細い道となる。川沿いを走った後、登りに掛かる。高倉峠への分岐・ソバコマタ林道を左に見送り冠山峠に達する。予想通り既に十数台の車が停まっている。早朝の碧天に冠山が頭を傾げ、頂部を時折、雲が流れていく。

石碑の近くに車を停め、出発の準備を整える。金草岳に向かうグループも2〜3見かけた。地蔵さんのない祠の脇を進む。ネマガリダケは下刈りされているが木の根がはみ出る道をトラバースする。福井側の部子山・銀杏峰は雲が掛かって寒そうに感じる。若い杉の植林帯のピークを登った後、少し下り布滝の頭に登り返す。目指す重厚な金草岳が現れ、航空測量用の風車状の平版を上にした杭が立っていた。
冠山 桧尾峠
冠山
桧尾峠
ここで休憩とするが、TZ氏の体調が良くない。下ると帰路の登り返しがキツくなると判断し冠山峠に引き返すことにする。峠は20〜30人の団体がミーティング中で辺りは賑やかになっていた。車でソバコマタ林道に向かう。林道は一ヶ月前に来た時と同様荒れていた。大型の四駆が道路脇に停めていた。行ける所まで行ってみる。2〜3箇所荒れた部分をクリアーし、道路維持の部材が放置されている所に駐車する。

TZ氏はここで待機しAS氏・MZ氏と私で出発する。荒れた林道を暫く歩くとヌノタルという滝が現れる。さらに数十M先に谷があり、金草岳の案内板がある。赤布があり谷の遡行となる。道はハッキリしている。谷を詰めトラロープに従い、右にトラバースすれば尾根道に、更にひと登りで桧尾峠に達する。福井側は朝の雲はスッカリ取れ晴れ渡っている。祠と案内板があり福井側からのルートが上がって来ている。休憩する。
東峰 金草岳
東峰
金草岳
ひと登りすると平坦な背の高い笹原帯となる。快適に笹原を進む。前方に金草岳の高みに連なる壁が北に伸びている。振り返ると特異な山形の冠山が鎮座し、辿ってきたソバコマタ林道が山腹に刻まれている。遥か彼方には冠雪した白山が望まれる。一旦下ったところで休憩を取る。

笹を掴みながらの一気の急坂となる。登り詰めたところが東峰で西に本峰が現れる。緩やかに下る。鞍部では釈迦嶺が大きく横たわって見える。畳3条ほどに切り開かれた山頂には人が溢れていた。

南には伊吹・蕎粒麦・小津三山・高丸・笹ヶ峰などが望まれ、傍にいた詳しい人から山岳同定に協力して戴く。冠山の背後にはイソクラと能郷白山が荒島の背後には白い白山の連嶺があった。部子山・銀杏峰から西には福井の市街地も望まれる。山頂でランチタイムとし暫し寛ぐ。AZ氏の持参してきた双眼鏡を覗くと冠山に集まる登山者の様子が見えた。二等三角点・航空測量用の杭・山頂標識などをカメラに収める。
ソバコマタ林道と冠山 冬枯れ
ソバコマタ林道と冠山
冬枯れ
午後遅くなるほど天候が安定し、晩秋の紅葉を楽しみながら帰路に就く。車の所に戻る。ソバコマタ林道は要所で車を何度も切り返しながら通過する。

馬坂峠に向かうが、通行止めになっていた。久瀬から谷汲経由でAS氏のお兄さんが営む美原苑で本日の写真を見ながら寛ぐ。

これで4週連続の奥美濃通いとなった。


金草岳の草花木

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