日永岳

日永岳
日永岳

【日 時】2001年11月11日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】日永岳(1215m)
【山 域】岐阜
【ルート】 (11:30)学校跡--(12:25)登山口--
(13:50)日永山頂--(15:55)学校跡
【所要時間】4時間25分
【メンバー 】単独


家内はスポーツレクリエーション祭に行くため、本日は単独である。遅い出発で奥美濃の日永岳を目指す。先日、金草岳に行った帰りに、教えてもらった板取川沿いの堤防に道を使用する。樽見から国道418に入る。美山から神崎川沿いの狭い林道を進む。舟伏山登山口を左に見る。6月に来た時引き返したところは工事が行なわれていたが通行できた。舗装が途切れるところに日永岳に小さい案内がある。これより先は道路が狭くなるので進入しないようにという案内がある。先の広場の手前に駐車する。私が停めた時は1台のみであったが支度をしているとゾロゾロ3〜4台の車が広場に入って来た。

本日も雨具の上着をウエストポーチ捲き付けて出掛ける。ダートの林道歩きとなる。道はシッカリしており私の車では問題なさそうだった。谷沿いに林道を暫く進むと橋の上に車が3台駐車していた。ゲートがありここまで車で乗り入れることができた。
林道 稜線
林道
稜線
晴天に紅葉が鮮やかに見える。林道歩きが意外と長く感じられる。駐車地から約1時間でヤッと林道終点の小石が詰まれた登山口に達する。川沿いで休憩する。空腹を覚えたのでオニギリをほうばる。

植林帯の一気の急坂となり、梯子も現れる。視界はないが手入れの行き届いた桧の植林帯である。川音が消滅するほど登ったころ、3〜4組の下山者と出会う。笹が混じるあたりから右にトラバース気味になる。対面に見えるピークが山頂と思いながら稜線に達する。残念ながら山頂はほぼ180度左折する。

ここからがこの山の本領躍如たるところである。大きな桧が混じる荒々しい稜線で立ち枯れの木も目立つ。梯子や太いビニール紐を伝いながら高度を稼ぐ。途中でへし折れた白骨化した太い木があった。登り詰めたピークにも立ち枯れの木が立っている。軽く下り、登り返すと反射板の下に出る。三角点はその奥にあった。

山頂に達して驚いた。北の対面に見覚えのあるダム湖の喫水線が望まれた。4月にドウノ天井に登った時、トンネルで撤退した。その時間違えて揚水ダムを徘徊したがそのダムが指呼の間にあったのである。麗らかな陽気で白山などの遠望は利かないが、能郷白山、姥、部子・銀杏などが望まれた。特にドウの天井の稜線の間に見える屏風山が見事であった。美濃平家と全山自然林に覆われた滝波山が大きく望まれ、東には高賀三山が高く感じられた。ドウの天井は東側にも車道が走っていた。滝波方面に落ち込む谷は綺麗な紅葉をなしていた。
山頂から東を望む ドウの天井・ダム湖・屏風山
山頂から東を望む
ドウの天井・ダム湖・屏風山
来た道を戻るが、トラバース部で犬を連れた親子連れと行き交う。犬は前足を引きずりながらハアハア息を吐きながら登っていた。日が傾き、紅葉を楽しみながら林道を歩く。

植林の山との先入観があったが、奥美濃に相応しい山であることを再認識した。これで5週続けての奥美濃通いとなった。


日永岳の草花木

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