勝負塚山

勝負塚山
勝負塚山

【日 時】2001年11月17日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】勝負塚山(1246m)
【山 域】奈良
【ルート】 (11:35)赤い橋[伊坪谷出会]--(12:55)尾根--
(13:50)勝負塚山山頂--(16:05)赤い橋[伊坪谷出会]
【所要時間】4時間30分
【メンバー 】単独


久しぶりに大峰の空気を味わいに大峰の勝負塚山に出掛ける。名阪の針ICで新しく出来たの道の駅に入ってしまう。大滝ダムの建設はほぼ完了している様子であった。国道は喫水線の遥か上を走っており、川沿いに走っていた時、異様に感じていた白屋の部落に掛かる橋も今はピッタリした感じだ。大台に向かうのであろうか交通量は多い。上多古(こうたこ)バス停近くに掛かるの橋を渡り上多古川右岸を遡る。前方に尖った勝負塚山望まれる。直に目的の赤い橋に到達する。ここまで渋滞もなくすんなり2時間半で到着する。軽トラが駐車している道路脇に駐車する。

橋には勝負塚山の標識もある。身支度を整え出発する。ここは伊坪谷との出会いになっている。橋を渡り伊坪谷を遡行する。直ぐに水源施設に突き当たり、上部に出ると勝負塚山の標識がありここから登り始める。脆く崩れる道で人が殆ど入っていない様子である。少し登ると平坦な道になる。崩れた橋が掛かる辺りから道は良くなる。右に谷を見ながら平坦な道を進む。伊坪谷左岸の上部には大きな岩壁となっている。錆びたトタンのみの掛小屋跡を左折しここから急な植林帯の登りとなる。
赤い橋[伊坪谷出会] 水源施設
赤い橋[伊坪谷出会]
水源施設
ハッキリしない踏み跡を追う。切り開きが現れ、子白髪岳と先鋒の白髪岳がユッタリと見える。下がスッパリ切れた岩場帯を通過する。対面には伊坪谷谷左岸の岸壁帯が望まれる。壁の上部は植林帯だが壁下は紅葉が谷底まで落ちている。上部に行くほどハッキリした踏み跡となる。ジグザグの急坂を登り詰め尾根に達する。植林帯の反対の斜面は大きな木の自然林となっていた。休憩する。

尾根筋は左(南)は自然林、右(北)は植林帯となっている。ひと登りすると勝負塚本峰のピークが前方に現れる。チッ・チッ・チッと小さな鳥の群れが尾根を越えていく。ヤブっぽい薄い踏み跡を追う。暫くすると大きな岩場となる。右に取付いた後はジグザグに岩場帯を通過する。快晴との天気予報であったが黒い雲が流れ出した。斜度が緩み、シャクナゲが現れる。南側の景観が開け谷音が大きく聞こえる。三等三角点の山頂は南に切り開きあるのみで眺望は良くない。尾根筋の稜線を少し追うが見晴らしの良いところはない。少し戻り南の見晴らしが利くところで休憩する。右手奥に見えるのが山上ヶ岳だろうか。
伊坪谷左岸岩壁 白髪岳
伊坪谷左岸岩壁
白髪岳
北風に雨粒も少し混じり出したので来た道を戻る。登りで苦労したルートファインデングもなく気軽な気持ちで下る。またもや小さな鳥の群れに遭遇する。鋭角的な飛翔を鑑賞しながら数分佇む。植林帯の下りでは対岸からチェンソーの音が聞こえていた。

掛け小屋跡からの平坦な道は、崩れた橋を避け水源施設に降りる。車の所に戻るが軽トラはまだ駐車していた。時間もあるので林道終点まで行ってみる。多くの滝が掛かり、山頂ではこの音を聞いていたのでは、と思われた。


勝負塚山の草花木

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