サンヤリ

サンヤリ
サンヤリ

【日 時】2001年11月18日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】サンヤリ(958m)
【山 域】滋賀
【ルート】 (10:35)瀬川谷入口--(11:55)炭焼き窯跡--
(12:50)サンヤリ山頂--(15:00)瀬川谷入口
【所要時間】4時間25分
【メンバー 】単独


そろそろ鈴鹿の峠も冬の通行止めの季節が近づいてきた。滋賀側の山で難峰のサンヤリに行って見る。石ぐれ峠は相変わらずの人気で多くの車が路駐していた。日本コバの登山口付近は工事中で、政所の寺のイチョウが鮮やかに黄葉していた。蛭谷に抜けるトンネルが開通してスムーズに通過する。君が畑ではマイクロバスの団体が登山準備をしていた。小又谷と御池川の二股からミノガ峠に繋がる林道を進む。暫く行くと御池川に降りる道があった。細い道を切り替えし川脇に駐車する。対岸から落ちる谷が瀬川谷か心配になる。

準備を整え出発する。御池川を越え、瀬川谷右岸の踏み跡に取り付く。直ぐに左岸に渡り返す。思ったより水量が多い。トラバースぎみに左岸の道を辿る。ハッキリした道で大きな杉の木も現れ、かつて人の臭いを感じさせる。
瀬川谷 ゴルジュ上部
瀬川谷
ゴルジュ上部
この道が続くと思われたが、右岸に渡り返すと植林帯の中に入る。踏み跡は消え、右に谷を見ながら植林帯の下部を辿り、谷に戻る。右に左に渡渉を繰り返す。岸壁が迫るゴルジュ帯になる。右岸に取り付き左岸に渡り返す。暫く進むと右岸に岩の間に滝が落ち、左岸に取り付き滝を高捲く。暫く渡渉を繰り返し、炭焼き窯跡を3つ越えたところで休憩する。

サンヤリへの取り付きを見逃したか気になるが、遡行を続ければ近くまでは達することを確認する。おだやかな谷を暫く遡行すると二股になり左の谷に進み振り返ると真新しい橋が掛かっていた。最近作られたような新しい道が続く。少し登ると平坦な道となる。黄色のテープがあるところに登りの踏み跡もあったが、平坦な道を辿る。目指すサンヤリらしい山頂も現れる。植林もあるが二次林は紅葉が見事だ。暫く進むと行き止まりとなり、青いシートがあった。踏み跡らしいものは無く細くなったヤブっぽい谷を進む。ころあいを見て右岸の山腹に取り付き植林帯を辿り稜線に達する。
御池方面 天狗堂
御池方面
天狗堂
右の高い方に進む。ススキにイバラが混じる完全なヤブの急坂である。振り返れば天狗堂が綺麗なシルエットを描いている。赤や紫のテープを追い何とか山頂に達する。「仏供さん」という標識と三角点があるが眺望は良くない。東側に進めば御池から鈴への見晴らしが眼前に広がる。鍋尻・高室なども望まれ、西側には琵琶湖の湖面が輝いている。周辺は植林の幼木が多くイバラが混じり歩きにくい。

暫く眺望を楽しみ帰路に就く。インターネットで瀬川谷に降りる明瞭な踏み跡があったとのレポートがあったので暫く稜線を辿るが見当たらないので、適当に植林帯を下り谷に降りる。黄色テープから登るとすんなり稜線に出るのかもしれない。帰路はルートファインディングの気遣いもなく楽しみながら谷を下る。登り口の二股で私の車の横に駐車していた人がいた。霊仙の麓の人で暫く歓談する。

時間もあったのでミノガ峠・ユリゴ峠から犬上ダムを廻って家路に就く。

余談ではあるが19日未明、シシ座流星群を観察した。これほどの流星を見たのは初めての経験で星の観察の楽しさを再認識した。


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