馬原山・陣馬形山

陣馬形山から南アルプスを望む
陣馬形山から南アルプスを望む

【日 時】2001年11月24日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】馬原山(1044m)・陣馬形山(1445m)
【山 域】長野
【ルート】 (12:00)馬原山公園--(12:15)馬原山--(12:30)馬原山公園==
(13:55)林道--(14:40)陣馬形山--(15:30)林道
【所要時間】30分・1時間45分
【メンバー 】二人


来年の干支は馬である。例年、干支の山の山行を年賀状に認めている。馬の名の付く山が伊那地方に二つあり、どんな山なのかという興味もあり今年はこの地方の山に登ることにした。

中央高速を松川ICで降りる。天竜川沿いに少し下り、県道を峠方面に走らせる。馬原山というバス停のような標識が現れ、高い方に車を走らせる。南アの塩見岳が望まれる。山の頂付近に達するが民家がある。通りかかった人に「うまはら山」はどこにありますかと尋ねると「うまはら山ではなくばはら山だ」と訂正される。そのまま進んで公園から200M位と教えられる。

案内に従い馬原山公園に駐車する。恵那山が大きく望まれる。「断わりなく入山したものには50万円戴く」との看板がある。家内は身支度を整えているが、山頂まで200Mと聞かされ、登山靴に履き替える気はなく、運動靴で出掛ける。

案内標識らしいものは全く無い。歩き始めると松の林となり、歩道脇は白いテープが張り巡らされ、入山禁止のプレートがある。どうやらこの山はマツタケ山のようであった。暗い林の緩やかな坂を登ると、広場となり古びたベンチ・東屋・トイレが現れる。植林で見晴らしは利かないが木の間から中央アルプスが望まれる。ヤブっぽい木を掻き分け、東のこんもりした山頂に到達する。三角点はあるがヤブっぽい林の中で見晴らしは利かないがこれから目指す陣馬形山らしい無線施設の立つ山が対岸に望まれた。
馬原山の広場 小渋ダム
馬原山の広場
小渋ダム
元の広場に戻り休憩する。車の所に戻る。峠越えで小渋ダムに降りるつもりであったが、峠は工事中で天竜川沿いまで引き返す。小渋ダムの貯水地の中間辺りで左折し、折草峠を目指す。ダム湖周辺は晩秋の彩りであった。鉱泉を右に見ると直ぐに折草峠に達する。林道に入ると直ぐに来年8月までの通行止めの案内がある。路肩の補強作業をしている人がいたが、行ける所まで車を走らせる。行き止まりになる。ブルドーザーの拡幅作業で掻き揚げられた土壁があった。アンテナの建つ陣馬形山が対面に見えたのでこのまま林道を歩くことにする。スペースを見つけ路駐する。身支度を整える。

土壁を越えると荒れた古い道路となる。本日唯一の山道らしいコースである。右側はカラマツ林になっている。道路は拡幅のため測量した木杭が打ち込んである。陽光を浴びながら林道を歩く。30分ほど歩くと西側の通行止めの案内があった。どうやら西側からは山頂まで車で行けそうで、峠までの間はまだ暫く工事中のようだった。影に入ると霜柱が白く凍っている。陣馬形山牧場が現れ、右に廻りこみ舗装道路脇の小屋の横の小道を辿りアンテナ施設に達する。三角点を探したが見当たらない。ここで休憩とする。

南アの眺望が素晴らしい。鋸・仙丈・北・間ノが望まれ間をおいて塩見そして赤石・聖や奥茶臼が望まれる。赤石・聖は北面が望まれ雪も確認できる。何もない山頂と諦め、舗装道路に戻ると、陣馬形山の看板と、陣馬形山牧場の標石があった。こんもりした所が山頂と考え登ろうとしたが笹に覆われ踏み跡もなかったので諦める。
カラマツ林 陣馬形山
カラマツ林
陣馬形山
車のところに戻る。帰路は駒ヶ根に抜ける道を選ぶ。凍っているところがありヒヤリとする。既に冬がやって来ていることを再認識する。

いずれの山も登山の対照とすべき山ではないような気がした。


囲炉裏村トップページへ      ホームページにもどる