南沢山・横川山

横川山から恵那山を望む
横川山から恵那山を望む

【日 時】2001年11月25日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】南沢山(1564m)・横川山(1619m)
【山 域】岐阜・長野
【ルート】 (11:05)森の家--(12:45)南沢山--(13:25)横川山--
(14:05)南沢山--(15:20)森の家
【所要時間】4時間15分
【メンバー 】二人


下呂方面に行くか迷ったが、家内が少し長めの登山をと言い出したので、高原歩きを楽しめそうな南沢山・横川山に行くことにした。

中央高速で恵那に近づくと前方に雪を被った山が望まれた。中央アルプスだった。恵那トンネルを出て直ぐの園原ICで降りR256を左折する。清内路村に入り「ふるさと自然園公園」を確認する。左折して園内に入るが工事中の案内がある。キャンプ施設やテニスコートを左右に見ながら通行止めの森の家まで進む。辺りは閑散としており、森の家の駐車場には2台の車が駐車していた。

車外に出ると寒々としており、冬装備をしてこなかったことを後悔する。トックリを着込み出発する。散策路の案内なども或るはずだが確かめずに谷に沿って歩き出す。本の案内では沢沿いの道は通行止めで尾根道を選択したとあるが、尾根道が判らず川沿いに進む。

コンクリートの突堤を右に巻きながら進む。車も通行できそうな幅のある道はあまり使われていない様子で荒れた感じになる。大きく抉れたところも現れ、車道としてのメインテナンスは放置されている様子だ。梯子が掛けられている箇所もあり散策路としては問題ない。谷沿いに進み数回渡渉を繰り返す。黄色の「面方沢南」と書かれた標識が現れ、ここから植林帯に入る。
南沢山 横川山
南沢山
横川山
一定の傾斜の道で高度を稼ぐ。稜線近くになると笹が現れる。家内の調子が上がらないので日溜りを探し一本立てる。振り返ると木の間から雪山が望まれる。どうやら、南アルプスの仙丈・北・間ノのようで、前日までの雨は高い山では雪だった様子だ。

稜線に達すると自然林となる。冬枯れに陽光が射している。二組の下山者と行き交う。一組は日溜りでコーヒーを沸かして寛いでいた。平坦な道を緩やかに登るとヒッコリ開けた南沢山に飛び出る。笹原が広がり前方に富士見台・恵那山が望まれる。振り返ると冠雪した御岳が望まれる。西には恵那の街と笠置山が望まれる。

一服するが寒くなるので直ぐに横川山を目指す。笹原を少し進み、大きく下る辺りから、南アルプスが大きく開ける。北から仙丈・北・間ノ・塩見・荒川・赤石・聖と3000Mのジャイアントは2500M付近を境に上部は全て冠雪している。

最後の登りに掛かる。足元は固く凍っているが、笹原と御岳・中ア・南アの豪快な眺望を楽しみながらの登行となる。
富士見台 南ア方面
富士見台
南ア方面
山頂ではさらに富士見台と恵那山の見事な眺望が待っていた。伸びやかな笹原が富士見台まで続き、その背後に恵那山の大きな山頂が広がっていた。御岳は雲が掛かり寒々とした感じだ。中アは絶えず雲がかかっていたが、木曽駒・空木・南駒が時々真っ白な姿を見せていた。南アはスッキリと晴れ渡り、先週までの黒々とした稜線は白くなっていた。

暫し、休憩タイムとするが寒くなり帰た道を戻る。南沢山までは風が冷たく自然林に入ったところで休憩する。沢道の分岐からは尾根道を選択する。1525Mピークに登り返すと一気の下りとなる。登りでこの道を選択しなかったことが幸運に思われた。中間点の標識を過ぎ1Kほど下ると遊歩道帯となる。沢側の道を選択する。谷に降りると立派な橋があり、登りで見落としたことを認識する。

車のところに戻り、清内路峠・馬篭峠を越えで馬篭経由で中津川に出て帰途に就く。


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