高越山・諭鶴羽山

高越山
高越山

【日 時】2002年 1月 4日(金)
【天 候】
【山 名】高越山(1122m)・諭鶴羽山(608m)
【山 域】徳島・兵庫
【ルート】 (10:00)船窪つつじ公園--(11:40)高越山--(13:00)船窪つつじ公園==
(17:10)諭鶴羽山
【所要時間】3時間00分・2秒
【メンバー 】二人


今日も雪雲が流れ寒々とした空模様である。昨日までの東海地方の雪で帰りの渋滞も気になる。本日は日中気温が上がるとの予報であった。美馬温泉で朝食を摂り出発する。本日から仕事始めのところもあるようで朝の通勤時間帯で車のスピードが速い。学生も登校している様子であった。脇町に立ち寄り国見家など「うだつの町並み」を見学する。東海道の関の街道と比較しても勝るとも劣らぬ町並みに圧倒される。ユックリ見学したいところだが山に登る時間もある。

吉野川を渡りR192に出る。山川町から鉄道を越え、「ふいご温泉」を通過する。「こうつの里」付近から雪道となる。高度を上げるに従い雪が多くなり、「青少年自然の家」からは真白い道となる。車を替えてからこのような道を走るのは初めてで車の能力を知るのも兼ねて行けるところまで行ってみる。車のわだちのある船窪ツツジ公園駐車場までは難なく登ることができた。が、ここから先はトレースがない。新雪にトライしてみるが滑りハンドルを取られる。駐車場に車を停める。

本日も冬装備に身支度を整え出発する。ズボズボ埋る新雪に足を取られながらつぼ足で林道を歩く。暫く歩いていると後ろから軽トラがやってきた。坊主頭の若い人が運転し、何回か新雪に突っ込みトライしていたが諦めてUターンして「雪が深いですね」と言って帰って行った。暫く進むと船窪ツツジ公園に着く。車道よりつつじ公園の横の歩道の方が雪が少ないと考え、歩道を歩くが読みは全く逆で吹き溜まりで膝上までの雪となる。これはかなわんと、吹き溜まり地獄から車道に戻る。公園には管理舎と展望所があった。展望所からは半平山が判別できる程度で遠望は利かなかった。
高越寺 高越山
高越寺
高越山
ここからの車道はそれほど雪は付いていないが風が吹きぬけ、木々には霧氷が張り付いていた。立石峠には「名僧の道」の案内があった。緩やかに下り、石仏2体を右に見て、西から上がってきた林道と出会う。高越山の案内板がある。「これより霊域、まず合掌」の門を潜る。道端の石仏を見ながら美光嶺という展望所に着く。来し方の山や車のルートが眺められる。少し進むと燈明杉という古杉に出会う。地蔵仏を右に見て煌びやかな高越寺に達する。釣鐘堂を見て左の神社への道を辿る。大きな木が多くなる。石の階段を登り高越神社に着く。神社を右に見て、ひと登りで山頂に達する。山頂には弘法大師像と一等三角点があった。木立に囲まれ眺望はない。風が吹きぬけ寒い。神社の境内まで戻り、食を摂る。ポットの熱いお茶がありがたい。来た道を戻る。つつじ公園付近ではスノーシューの踏み跡があった。色々なところに踏み跡があり、使用者の遊び心が伝わる。駐車場でバギー車を乗り回していた人が私達が通った林道に走って行った。車のところに戻るとウィンドウが開いており、焦って出発した事が思い出された。幸いにも車中の物は変化がなかったが、今後の出発時の点検項目となった。

山を降り鴨島から左折し土成から高速に乗る。SAで土産を買い藍住ICで高速を降りる。坂野から鳴門に向かい淡路に渡る。西淡三原ICで高速を降り、三原に向かうが八幡まで南下してしまう。R28を三原町まで戻るが諭鶴羽山への入口が判らず。川を渡り行き過ぎ上八木まで行ってしまう。立石まで戻り適当に左折し山に向かう。暫く進むと諭鶴羽山まで11Kの案内が現れホッとする。ダム横の道を抜け川沿いを遡る。カーブを切りながら高度を稼ぎ稜線の道になる。アンテナ施設がありあの山かと思うが距離はまだ来てない。ダートの混じる道となり軽トラ4台とすれ違う。神社と山頂標識が現れ、アンテナ施設を通過し、ひと登りで山頂横付けになる。車を降りスリッパで2秒で山頂である。「淡路最高峰 諭鶴羽山608.3M 山頂御旅所 ここで春4月例祭におみこしがあります。諭鶴羽神社」の標識やアカガシ群落の案内板がある。東側には紀伊水道の海が開けている。簿明は残っているが日没時は過ぎ、遠望は利かない。狭いところで切り返しで何とかUターンする。
諭鶴羽山山頂 東側
諭鶴羽山山頂
東側
帰路はユックリ下る。洲本から高速に乗る。中国自動車道の宝塚付近まで断続的な渋滞となるが、近畿道からは渋滞もなく名阪で無事帰宅となる。

今回は三百名山・一等三角点百名山を目指していた。雪のため何れも断念となったが、自然のことでいたしかたないと考える。逆に想定していなかった山域に行くことができ大変満足している。四国といえば剣・法皇・石鎚など本に紹介の多い山に目が行くが、まだまだ魅力あるところが多いと感じた山旅であった。


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