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【日 時】 | 2002年 3月31日(日) |
【天 候】 | 晴 |
【山 名】 | 藤原岳(1120m) |
【山 域】 | 三重 |
【ルート】 |
(12:30)聖宝寺--(13:20)6合目--(14:50)9合目--(15:50)展望丘-- (16:50)天狗岩--(17:45)8合目--(19:20)聖宝寺 |
【所要時間】 | 6時間50分 |
【メンバー 】 | 二人 |
前日の帰りが遅く、グッスリ寝込んでしまった。最近、鈴鹿のマイナーな山ばかり登っていたので、久しぶりに藤原岳に行くことにする。この季節、藤原は福寿草で大いに賑わう。 家内は藤原と聞いてスーパーでユックリ買物となる。西藤原駅では子供連れがミニ電車に乗って楽しんでいた。 聖宝寺周りの駐車場は車で溢れていた。身支度を整え出発する。 鳴谷神社を左に見てコンクリートの階段を登る。登りきると養殖池があり、案内に従い右に曲がる。聖宝寺の桜・ボケは満開であった。車が10台程停まっていた。案内に従い左に道を取る。広い道を少し進むと右に登山道が続く。谷が荒れ応急的に作られた道のようだ。 左岸を谷沿いに暫く進むと長命水に出会い右岸に道になる。この辺りから岩に粘土のような土が付着し滑り易くなる。谷沿いにトラバース気味に進む。支谷を渡って二合目となる。二合目と三合目には手摺の橋があった。 谷間を進みガレ場を右に登ったところから植林帯に入る。間伐が行き届き気持が良い。四合目から5合目までは短く感じられる。足元にはアズマイチゲの白い花が咲いている。少し登ると開けたところに出る。福寿草が一株咲いている。雨がポツリポツリ降り出す。六合目の手前の木の下で雨宿りを兼ねて休憩する。雨具を着装する。 トラロープが張られ、中には、コバイケイソウと福寿草がちらほら咲いていた。この辺りから二次林の様相となる。下山者が多くなる。谷対岸には福寿草の群生が見られるようになる。七合目からは粘土質の道で傾斜が強くなる。 八合目はキャンプ地となって広々としている。大貝戸道と出会い、雨が降ったせいもあり下山者が俄然多くなる。 ロープが張られ、辺り一面、福寿草となる。十数人の団体の下山者と数組行き交う。「今からですか」。予想していた質問を浴びる。交差ついでに福寿草をカメラに収める。 九合目で休憩がてらスパッツを着装する。八合目から上部は一面福寿草の満開状態となった。藤原山荘は改装された様子で以前見たものとは異なっていた。小屋の中には人はおらず数人ベンチで休んでいた。 ここまで来たからには、ドロンコになる展望丘に行かない訳にはいかない。道の泥濘状態を確認しがてら展望丘に向かう。窪地の底より残雪の東側の方が泥濘が多い。 展望丘には人は居らず。春霞で遠望は利かないが治田(はった)峠から静ヶ岳・竜ヶ岳に伸びる稜線、 御池の南部が望まれた。
藤原山荘まで戻る。小屋の戸が開けっ放しになっていたので閉める。家内が「小屋の管理人さんのようだ」と言う。 帰路も同じ道を返る。滑るのを心配していた粘土質の道は土が乾いてそれ程滑らなかった。8合目で休憩をとる。6合目付近から暗闇となった。月がなく心配したが、町の明かりが意外と明るい。三合目〜二合目のトラバース部分は気を使ったが、ヘッデンなしで降りる。聖宝寺の広い道に出てホッとする。 車のところに戻る。KW温泉に入り一日の疲れを癒す。 この日家内は擦れ違う人の数を数えていた。400人くらいで数きれなくなったようだ。この日聖宝寺コース・大貝戸コースで登った人数は500人を下らないと想定する。苔むすカンフェルトに咲く福寿草は見事であった。この山が最も美しい彩りを添えるひと時に出会えたことに感謝したい。 |
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