桧塚・桧塚奥峰

桧塚
桧塚

【日 時】2002年 4月13日(土)
【天 候】
【山 名】桧塚(1402m)・桧塚奥峰(1420m)
【山 域】三重
【ルート】 (12:30)登山口--(14:30)桧塚奥峰--
(15:00)桧塚--(16:30)登山口
【所要時間】4時間00分
【メンバー 】単独


当初は残雪の山を考えていたが、北の方は天候が崩れるとの予報になった。家内の実家に寄って、南の方の山を目指す。以前、桧塚奥峰に登った時は、雷雨で直ぐに山頂から引き返した。この時のルートは麦谷林道登山口--木の実や塚--薊岳--明神岳--桧塚奥峰のルートであったが今回は三重側からのアプローチとなる。山と渓谷5月号に紹介されているコースも考えて出発する。

実家の用を終え、県道を南下しR365号からR169に入る。香肌峡温泉を左に見て蓮ダム湖畔の道を進む。青田発電所から木屋谷林道に入る。途中道路の左に千秋峰・岩尾口山登山口の標識があったが難路の記述がある。橋を渡り少し進むとカーブの登りになり車が3台路駐していた。ここがマナコ谷登山口であった。

身支度を整え出発する。谷沿いに少し進むとエンレイソウのような茶色の花があった。杉の植林帯の中に入る。ジグザグに緩やかに道は切られ、涸れ落ちた杉がクッションになる。青い屋根の小屋が現れる。倒壊していると思われたが中に木が積まれていた。

あまり利用されているとは思われない道路を三度ほど横切る。腰掛け用の丸太が据えられている。荒れている道を想定していたが、スッカリ拍子抜けである。

今度は製材用の立派な小屋が現れる。桧塚奥峰の標識があり右に曲がる。下から上がってきた道路を右に見ながら高度を上げる。道路を横切る辺りで植林帯が途切れ、山頂方向の笹原が望まれる。 再度、植林帯に入る。ここのにも茶色の花が芽吹いていた。
笹原 桧塚
笹原
桧塚
植林帯を抜け笹原となる。これから上部は一面の笹原だ。この斜面は木立が少なく、眺望は頗る良い。烈風のせいか立木は風下に枝が伸びている。アイルランドの強風帯に生えた木の写真を思い出す。自然林と笹の交錯する桧塚の斜面をカメラに収めている時、下山者と出会う。遠くにナメラ山へ上がる林道が望まれる。快適に笹の斜面を登り分岐に達する。桧塚奥峰を目指す。

以前来た時は雷雨で景観を楽しむ気持ちにユトリはなかった。山頂標識も少し変わった様子であった。春霞で遥か遠望は利かないが、桧塚奥峰からの景観は素晴らしかった。少し雪を残したヌタハラ渓谷を挟んでユッタリとした笹原が眼前に展開する。その背後に国見から池小屋に稜線が連なり、さらに白倉・迷へと伸びる。東に目を転じると眼下の笹原が桧塚のピークにせりあがり千秋峰・岩尾口山へと稜線が続く。ヌタハラ渓谷側の山頂には一組の男女が歓談していた。私も昼食がてらユックリ休憩をとる。

少し明神岳方面に下ってみた後、桧塚を目指す。西側の強風斜面と比較して山の反対側のブナの木は真直ぐに伸びているように見えた。桧塚から先はやや薄くなるが踏み跡が続いていた。時間が遅いのでこのルートは又の機会とする。

分岐に引き返し、眺望を楽しみ来た道を戻る。発電所ではファミリーが釣りを楽しんでいた。里は花の季節で道端には沢山の花に溢れていた。三重側からのルートは登山そのものより登山口まで往復するのが大変に思えた。


桧塚・桧塚奥峰の草花木

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