武甲山

武甲山
武甲山

【日 時】2002年 4月30日(火)
【天 候】曇り
【山 名】武甲山(1295m)
【山 域】埼玉
【ルート】 (7:30)登山口--(8:00)水場--(9:40)山頂--
(11:25)登山口
【所要時間】3時間55分
【メンバー 】単独


関東地方は雨にはならないだろうという予報であったが、朝、起きてみると路面は濡れていた。雨は降っていないので兎に角、武甲山を目指す。西武秩父線の横瀬駅前を通り線路下を抜ける。前方に大きな武甲山の稜線が霞んでいる。製品化された石灰の排出口に大型トラックが駐車し採掘場全体が工場化しているようだった。数台の大型トラックと行き交う。舗装道から地道に変わり、程なく右に神社の鳥居が現れる。鳥居を抜けると橋があり、道路中央に杭が建ち、通行止めになっていた。車を停め身支度を整え出発する。

橋を渡り、キャンプ場の管理施設と養魚場などを右に見ながら舗装された急坂を進む。川沿いに進むが、右岸にも道路が走っている。暫く進むと右に集落があり、右岸の道と合流する。舗装された荒れ気味の急坂を暫く進む。左カーブになるところに登山口があった。杉の植林の山道となる。木の間から日も射してきた。少し登ると水場があり傍に祠もある。暫し休憩とする。
石柱 大すぎの広場
石柱
大すぎの広場
道端に石柱がありX丁目と彫られている。道は人が歩き易いように緩やかに切られている。大きな木の下には祠もあり歴史を感じさせる古道といった佇まいである。間伐も行き届き、気持ちの良い植林帯を進む。道の真中に大きな杉の木が現れ「大すぎの広場」の案内がある。辺りの杉に比べて一際太く大きな老木で存在感を感じさせる。先にも同じような老木が2本、登山道の近くにあった。

暫く進むとカンフェルト状の岩場が多くなる。右にトレースはあるが通行禁止になっている。植林帯を抜け視界が開ける。木の階段の急な道となり、道端にはイチリンソウが咲いている。喘登しながら階段を登り詰めるとシラジクボ・橋立からの道と出会う。雲が掛かり遠望は利かないが奥秩父の連嶺の山稜が望まれた。足元にはイチリンソウの群落があった。
御岳神社 採掘場
御岳神社
採掘場
右に折れ山頂に向かう。御岳神社の前は広場になってバイケイソウ・イチリンソウが咲いている。立派なログハウスのようなバイオトイレがあった。神社の裏手に行くと、金網が張られ、第二展望所の案内があった。丸い展望表示板があり、下から何やら騒音が聞こえてくる。金網の間から下を覗いてみると、広大な採掘場があり大型ダンプが小粒のように動いていた。雲海が中空にたなびき展望は利かない。第一展望所に廻るが展望は相変わらず。神社の下のトイレ横のベンチで休憩がてらイチリンソウをカメラに収めていると単独行が登って来た。本日初めて登山者と出会う。

帰路、十数組の登山者と行き交い、この山の人気の高さを感じる。全体的には曇り勝ちであったが、時折日も射し雨には遭わなかった。車のところに戻ると鳥居の駐車場は車で溢れていた。

秩父から国道を走らせ館林から東北自動車道に乗る。雨も降り出し八溝山は諦め大滝根山の麓の洗心荘に宿を取る。


武甲山の草花木

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