大滝根山・二岐山

大滝根山
大滝根山
二岐山から那須連峰
二岐山から那須連峰

【日 時】2002年 5月 1日(水)
【天 候】
【山 名】大滝根山(1192m)・二岐山(1549m)
【山 域】福島(阿武隈)・福島(南会津)
【ルート】 (8:00)登山口--(9:40)大滝根山--(11:00)登山口==
(14:15)登山口--(15:45)二岐山--(16:55)登山口
【所要時間】3時間00分・2時間40分
【メンバー 】単独


大滝根山の麓の洗心荘は快適な施設だった。朝、起きてみると路面は濡れているが雨は降っていない。前線が早く通過し、午後は晴れるとの予報であった。朝食を7時15分に早めてもらい登山口に車を走らせる。ユッタリとした阿武隈の山々が望まれる。仙台平のキャンプ場の駐車場を左に見る。その先を左折して、大越温泉へ下ると右に登山口の標識がある。左側に車が3〜4台ほど駐車できるスペースがある。登山口までは洗心荘の管理人から聞いていたので迷わず到着できた。

車を脇に停め、身支度を整え出発する。小川沿いの平坦な道を暫く進む。やや急な滑りやすい坂道を登ると平坦な道となる。淡い新芽が葺き出した木々の間を快適に進む。五合目と書かれたブナ平に着く。 大越温泉からの合流点は認識せずに通過してしまった。

ここからは岩場やロープなどが混じる急な登りとなる。稜線の北側から冷たい風と曇が吹きあがる。南西の展望は開けている。黙々と登る。大越からのルートと出会い、暫く進むとコンクリートの送電柱が現れる。南東面となり、風もなく穏やかな眺望が開ける。

平坦な道となり山頂の一角に達したことを認識する。丸い青色のレーダードームが現れ、鉄柵が周りを取り囲んでいる。鳥居と祠があり、その後ろの高みに行くが、一等三角点は鉄柵の中にあった。施設内には集光装置のあるレーザー兵器のようなものもあった。雲が取れ眺望が開ける。少し雪を残した会津磐梯山の三角形とユッタリとしたスカイラインを描く吾妻の連嶺が望まれる。

金網に取り囲まれた自衛隊のレーダー施設を周回する気にはなれずコンクリートの送電柱のところまで戻り、休憩とする。眺める山々はユッタリとした山麓を持ち、緑の濃淡のある山肌を見せていた。

大越からのルートで暫し撮影タイムとなる。途中、二組の登山者と出会う。車のところに戻る。麗らかな陽気となり仙台平に立ち寄る。丘の上に展望台があり大きな裾野を抱いた大滝根山の全貌が望まれる。遠く春霞の向こうになだらかな八溝山が望まれる。残雪の那須連峰も望まれる。

時間もあるのでもう一山登ることにする。八溝山は今後のルートとは迂回になるので二岐山に向かう。須賀川に出て国道を走らせる。案内に従い、二岐温泉に向かう。残雪の二コブの特徴ある山容の二岐山が飛び込んでくる。男岳方面に向かうが通行止めになっていた。引き返し、女岳への地道の林道を走る。「5月12日二岐山山開き」のノボリが道路脇にある。道路の左側に二岐山登山道の標識が現れ、空き地に車を停め出発する。
風車と会津磐梯山と猪苗代湖 女岳から男岳
風車と会津磐梯山と猪苗代湖
女岳から男岳
意外と緩やかな登り出しである。コブシが所々に咲いている。坂が急になりかけたところで不要な荷物をデポする。予想されたように一気の急坂になり、トラロープが現れる。山開きのためかロープは山頂直下まで張られていた。頂近くは雪解けで泥濘となっていた。女岳の山頂の一角に出る。視界は一気に開け、会津磐梯山と猪苗代湖が望まれる。眼下には4機の風力発電の風車がユックリと羽根を回している。

頂部はシッカリ雪が付いていた。高みを目指すが女岳山頂を示すものは無かった。男岳へのルートも雪の回廊となっていた。鞍部まで一気に下り、雪の斜面を適当に登る。男岳山頂部には雪はなかったがハイマツ?の木で歩きにくい。

山頂に達すると残雪の那須の連嶺が眼に入る。とりわけ那須の三本槍が特徴的だ。山頂まで休憩なしで約1時間40分程。これだけの歩行でこの景観を得られることに満足する。

景観やコブシなどをカメラに収めながら、帰路に就く。車のところに戻り、林道の先まで行ってみる。 通行止めの杭があり、その先に風車があった。翌日は男鹿岳に登るつもりで田島に宿をとる。


大滝根山・二岐山の草花木

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