取立山

取立山
取立山

【日 時】2002年 5月12日(日)
【天 候】
【山 名】取立山(1307m)
【山 域】福井・石川(白山南西)
【ルート】 (10:05)登山口駐車場--(12:00)水芭蕉群生地--
(13:05)取立山山頂--(14:30)登山口駐車場
【所要時間】4時間25分
【メンバー 】二人


土日は雨の予報から日曜日は回復すると予報が変わった。水芭蕉を見に白山南西にある取立山に出かける。自宅を7:00頃発つ。関ヶ原ICから高速に乗るが、敦賀辺りでは雲が多くなった。福井北ICで降り、勝山市街地手前で左折し、金沢方面に向かう。赤兎の入口の小原の案内を右に見て、数分進むと「東山いこいの森」の案内板があり、右折し林道に入る。キャンプ場を過ぎ、カーブの続く道を進み高度を稼ぐ。左右に路駐の車が現れ、少し進むと登山口の駐車場に達し、人が近づいてきた。500円徴収される。大きな広場があり、沢山の車が駐車している。水溜りが多く、駐車域は縄で仕切らている。

身支度を整え出発する。山の上方には雲が掛っているが、雨の心配はなさそうだ。電話ボックスの中に登山届を出して下さいという看板がある。登山口には案内板がある。大滝まで1Kの標識に従う。スミレの群落が迎えてくれる。道は泥濘状態で滑り易そうだ。雨後で新緑が鮮やかである。平坦な道を暫く進むと前方に滝が見えてきた。水量が多く立派な滝である。

ロープはあるが降り難そうに団体が降りて来る。滝の上に出て、川沿いに暫く登る。右岸に渡ったところから川から離れる。ジグザグの広い道の登りとなる。時折、日が射し暑い。対岸の取立山の斜面に残雪が見える。ひと登りすると平坦な道となり、霧の晴れ間から取立山のドッシリした姿が望まれる。一本入れる。

コツブリ山まで真直ぐに伸びる道を進む。タムシバだろうか道端の白い花は盛期を過ぎている様子だ。コツブリ山に着くと五所ヶ原は大勢の人が寛いでいた。ひと時、視界が開け、残雪の白山の景観が開け歓声が挙がる。

一旦下る。行き交う人が俄然多くなる。避難小屋手前に取立平の看板があり、この奥に水芭蕉があるとの案内がある。水辺の両側にロープが張られ、それに沿って進む。水芭蕉が群生し、最奥には50Mほどの円形の台地に水芭蕉が密生していた。ビューポイントには三脚と大きなレンズのカメラマンが集まっている。周りには昼食を摂って寛いでいる人がおり、私達も昼食とする。群生地は杉の植林帯の中にあり、本の紹介のように最初にこの場所を見つけた人は正に「発見」だったと想像する。周辺にはイワウチワなども咲いていた。面積的には広くはないが、密生状態の水芭蕉は丁度見頃で、人も満員御礼であった。
大滝 取立山山頂
大滝
取立山山頂
戻り、少し登ると避難小屋がある。トイレ付きの小屋は綺麗に掃除されていた。少し先に進むと小川がある。平坦な道を暫く進み、最後の登りになる。この辺りは広く開けた平原をなし気持ちが良い。意外に簡単に山頂に到着する。

コツブリ山方面は望まれるが、全体的に霧が掛かり眺望は今ひとつ。時折、晴れ間が出て、白山連峰のシルエットが浮びあがる。暫く待っていたが、変化が無かったので下りに掛かる。

70才代(と思われる)から小学生以下(と思われる)の団体さんが前を行く。下るほど広くなる道で一気に駐車場まで降りる。駐車場では登山を終えた大勢の人がいた。

羽二重工場でお土産を買い帰路となる。日本海側の高いところには雲が掛かっていたが、太平洋側に抜けると雲のない晴天になっていた。


取立山の草花木

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