![]() |
【日 時】 | 2002年 6月 1日(土) |
【天 候】 | 晴 |
【山 名】 | 毘沙門岳(1385m) |
【山 域】 | 岐阜 |
【ルート】 | (12:10)登山口--(13:40)山頂--(15:25)登山口 |
【所要時間】 | 3時間15分 |
【メンバー 】 | 単独 |
ワールドカップが始まり遠方への旅は控えようという気になる。朝ユックリ起きる。簡単に登れる山で毘沙門岳にする。この山は岐阜白鳥にある大日岳の南に位置する山である。以前、石徹白の小白山に登った帰りに登山口をチェックしていた。昨年秋にも来たが、この時はスキー場がオープンの時で桧峠から料金徴収となっていたので諦めたことがある。 家を10時頃出発する。長良川の土手には色々な花が咲いている。岐阜羽島から高速に乗り、白鳥で降りる。コンビニでオニギリを買う。桧峠を左折し、白鳥高原スキー場の左にある「毘沙門岳登山口700M」の標識に従う。ダート道をやや下りぎみに暫く走る。登山口にはオフロード車が一台路駐していた。登山口の標識と毘沙門岳山頂まで120分の標識が立っている。道路脇に車を停め、身支度を整え出発する。 植林の中の急坂を登る。杉の植林にカラマツが混じる。薄暗い林であるが熱気が立ち、蜂のような小さな虫がブンブン空中をホバーリングしている。熱気と虫に気を取られ、ボーッとした状態で歩をすすめる。足元に何やら蠢く物に気付く。ふと見ると蛇がドクロを捲いてこちらを睨んでいる。尾でも踏んでしまったのだろうか、幸いにも蛇の存在に早く気付くことができた。 2組ほどの下山者と行き交う。ひと登りすると稜線の一角に出る。山頂まで80分の標識がある。対面に見えるのが毘沙門岳だろうか。山頂付近から東側は緑が深い。照りつける光がいかにも暑そうに見える。 少し進むとスキー場の山頂駅から人声が聞こえる。スキー場と仕切られたように開かれた登山道が続く。少しの間だが、直射日光が照りつけ、暑い。気持ちの良いブナの混じる自然林となる。山頂まで60分の標識がある。
一気の急坂となる。道端にはマイズルソウを大きくしたような花が咲いている。展望が開け、薄モヤの中に残雪の三の峰・別山・白山が望まれる。小白・野伏・薙刀は薙刀平付近に白いものが望まれるが、全体にもう夏の装いで、山面も黒く手強そうに見える。石徹白の水の張った田園と村落は初めてみる風景である。 山頂は刈り払われて、南側に眺望がある。二等三角点付近には山頂標識と記帳ボックスがあった。高い木に括られた標識が積雪期を彷彿させる。南や西に続く尾根は雪が付けば遡行できるのだろうか。ユックリ食事を摂る。 帰路も同じ道を帰る。西の斜面は林道が奥まで入り植林も進んでいる。大日岳方面もスキー場が上部まで上がっているのが見える。途中、ほうの木に花を見つける。この木は高木が多く、大輪のこの花を接写するのは難しい。デジカメのズームで適当に写してみる。車のところに戻る。ワールドカップのラジオを聞きながら帰途に就く。 暑く、虫が多い季節より、残雪期が似合う山域だと思った。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |